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もうひとつのサイカイ 

サイカイは以前書いた
わたしの過去の恋愛の記事で
何気にいちばん人気の記事

完全に忘れていたけど、
アイススケートで思い出した

お花屋さんとは違う男子との
サイカイとレンアイの話



スケートリンクの匂いが好きな私。
そのルーツを辿ってみたら、
甘酸っぱい恋の匂いでもあった。


小学生の頃、
スケートリンクでアイスホッケーを
している男の子たちがエッジを立てて
ジャッ!!っという音と同時に、
氷が舞い、そして止まる。

この姿が
カッコよくてカッコよくて
自分もやりたくて、ホッケーの
男の子に教えてもらったことがある。
めちゃくちゃ練習して習得した。
さすがに今はできない気がする…

15年後に、
父と通っていたスケートリンクで
アイスホッケーを習っていた男の子と、
スポーツジムのアルバイトで
再会する。20代前半ぐらいだったかな。

そして、
お決まりのように
好きになってしまう。笑
#B級ドラマのシナリオ


いたずら好き
おもしろい
人懐っこい
運動神経抜群
サッカー得意
スケート得意
カッコいい(自分基準)


わたしも若かった。
彼には心に決めた彼女がいるけど
それはそれ。

バイトの合間に
いっちー何しとん?
今度どっか行かへん?

こんな風に毎回声かけてくれて、
拒む理由もなく仲良くしていた。

まだカズがいた時代の
ヴィッセル神戸の試合とか
イチローは居なかったけど、
スタジアムによく出かけた。
#チチローはみたよ

近くのゲーセンで
クレーンゲームに夢中になったり
プール監視してたら
スタッフルームから笑かしてきたり
バイト後に泳いでたら
プールの端っこまで行って
顔出したところをバッシャーン!て
水かけられたり
仕事終わりにみんなでカラオケに行き
朝まで騒いでそのまま出勤
今じゃ考えられない
#どんだけ仲ええねん


冬になると
姫路のスケートリンクへ
2人でよく出向いた。
ホッケーの棒に捕まって
引っ張ってもらったり
できもしないのに3回転ジャンプに
挑戦してみたり。
一緒に滑るのが楽しかった。


そうこうしているうちに
どんどん気持ちが膨らんで
気持ちを伝えたくなった。

その日のわたしは
いつもと違って緊張していた。

彼の姿を見ただけで
膝がガクガクガクガクと
震えていた。

彼が2階のジムから
降りてくるのを
じっと待っていた。

そんな事は知らずに、
いっちーおつかれさーん!と
いつものように絡んでくる。

あのさ、、、、
話したいことあんねん。
ちょっと聞いてもらっていいかな。


なにー?
どないしたん??


心の中では葛藤中
言えるのかな??
言っていいのかな。
気まずくならんかな。

考えるのめんど。
えーーーーい、
言っちゃえ!!


ショウヘイさんのこと
好きになってしまった。
#火縄銃男子と同じ名前

勝手な自己満やねんけど、
どうこうしたいって訳じゃなくて
気持ちを伝えたかってん。

彼女おるのも知ってんねんけど
気持ち止めれんかったわ。
なんかごめんね。

と言ったあと、
なみだが2粒くらいでたかな。


いっちーなんで謝っとんや。
オレ今めっちゃ嬉しい。

でも、オレと付き合ったら
偏食やし嫌なとこ見られたないし
大変やからやめとけ。
言うとくけどほんまに大変やぞ。笑

それからな、
彼女と結婚することにしたんや。


そっかぁ、
堀ちえみ似の彼女やな。
連れ子も抱える覚悟できたんや。
あんた、ええ男やな。

んじゃ
離婚した時はご一報ください。笑


おー!
いっちーも連絡せえよ。
めちゃくちゃ嬉しかった。
ほんまにありがとう。


わたしがいつも好きになる人は
だいたい違うほうを向いていて
斜めから私の方を見てる。


忘却の彼方の物語を
ひとつ思い出した。



記憶のタイムトラベル
楽しかった。

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