学生からはじめるモノづくりスタートアップのすすめ :学祭を最大限活用せよ

大学生にとって学生生活の最大級の催しものといえば学祭でしょう。本記事では学祭での機会を最大限活用することを目的に記載する。

ベンチャーを立ち上げた直後というのはそれまでの事業計画の状態や案件の取得状況にもよりますが本質的には原則として「いついつまでになにかをしなければいけない」というものがない状態になります。

学生の時代であればゼミや課題に追われていたかと思いますが、会社の一通りの創業手続きをしてしまえばもちろんバックオフィスや資金調達などやらなければいけないことはいくらでもありますが、プロダクト的にはいつまでにどのレベルのものを完成させなくてはいけないといった締切はないのです。

そうすると問題なのは開発はしててもずるずるといつまでも「ある程度のもの」として落とし込むことができない状態が続きます。

そこで出てくるのが学祭です。学祭にて出展登録をすることでそれまでにどんな状態であれ「売れるもの」またはお客さんに「対価を頂くサービス」を作りあげるという目標を定めます。それにより強制的に期限が切られる上、大学内というホームグラウンドで活動できるので事前の計画など非常にたてやすい上にお金がかかりません。その他のメリットをあげるなら

・大学内外でのプロジェクトに参加してもらえる仲間を集めることができる
・プロダクトやサービスの価格検証ができる
・自分で作ったプロダクトやサービスで価値を提供して対価を頂くという経験をつむことができる。
・大学内での先生がたからの理解をえることができる

などなどメリットをあげればきりがありません。この際学祭出展をする場合のコツの一つとして必ず、売上をあげるようにすることです。展示等だけではだめです。もちろんどうしても難しければ展示等だけでもいいのですが、可能な限り対価を頂けるような形で出展してください。今後モノづくりのベンチャーとしての活動に関わらずそこでの経験は必ず活きてきます。

ここからは実際に私が2016年に長岡技術科学大学にて出展した際の情報について記載していきます。

ここから先は

394字 / 2画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?