学生からはじめるモノづくりスタートアップのすすめ:最初の採用

創業直後から特に立ち上げ作業ということもあり業務は膨大かつ、どうやればいいのかさっぱりわからないという状況の中で経理と総務の作業をやってくれる人をまずは採用する必要に迫られた。

かといって自分の中でそんな人に心当たりがなく、どうしようか悩んでいたわけで、折角ならとそれまで大学の研究室でお世話になっていた研究室のボスの秘書に相談し、紹介頂くことになった。

最終的に紹介頂いた方を私が面談して採用することになった。なおこれまで就職活動などやったことがないので当然ながら採用面談などやったこともない、なんならそのときにはじめて履歴書なるものをみた位でてっきり伝説上のものくらいの感覚だったと思う。

最終的にその方には週一勤務で来て頂くことになった。ちなみに秘書を雇うことによってとても良かったと思えたことがあったので列挙する。

  • 事務所がちらかりきらない
    一人でやっているとどうしても事務所が汚部屋になってしまう。人をやとうことによって一定の秩序を保つことができた。

  • 経理、総務の業務を切り出し、作業指示を行うという経験を積む
    お願いしたい業務について切り出すやり方と伝え方など学ぶことができた。秘書の方も自分が仕事の投げ方がわかっていないことを理解していたので業務の投げ方を指導してくれたのがありがたかった。

  • 人を雇用するという経験を通じ、”事業活動”を行うことの重みを体感する
    まだまだ自分自身が部活動等の延長線上の感覚でもあったため、それに対して人を雇用することにより、事業を行うという感覚を多少なりとももつことができた

もしこれから起業される方で特に学生起業だと、作業の切り出しや人を雇用するということに対して実感が持つのが難しいかもしれないが、”事業に向き合う”という実感と活動を行うためにも、まずは一人目の採用を行い、しっかり事業をすすめないと会社が死んでしまうという状況を作ってみてほしい。そうすることによってどうしてもダレそうなタイミングなど人がいることによって自分を律することができるようになる。

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不整地産業のパイオニア CuboRexの代表として培ったモノづくりスタートアップのノウハウをベースに他の学生からものづくりスタートアップを…

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