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『マッチングアプリの「マッチ・グループ」、コロナがもたらす隠れた商機』をマーケティングトレース

参考記事

要約

マッチングアプリの世界標準であるTinder[マッチ・グループ]が、コロナの影響で短期的な悪影響を受けそうであるが、一部の利用者が、世界中の利用者と話せる「パスポート機能」を用いて、感染状況を調査していることから、その機能を無料開放し、また動画コミュニケーションの需要から、提供しているサービスにビデオチャットなどのサービスを導入し出している。他にも、サービス提供の各地域で、「人とのつながりに対する深い欲求」から既存会員のやりとりが大幅に伸びている。

事実

マッチ・グループのマッチングアプリの利用者は世界で約1000万人。そのうち、およそ600万人をTinderが占めています。一般にマッチングアプリは利用者数が多い方がマッチングしやすくなるため、大手に利用者が集約される傾向にあります。2019年10月~12月にはTinder利用者が北米で前年同期比9%増え、北米以外では30%、世界全体では19%伸びています。日本では、Pairsの2019年のダウンロードが200万弱と前年比44%増。Tinderも150万弱と、53%増でした。
引用:The Motley Fool

ポイント

脅威を機会と捉える姿勢
 マッチングをすることで、デートというオフラインのイベントありきのサービスという認識から、オンライン面でも繋がりを強化することでユーザーの一時的な需要を満たし、コアサービスの利用につなげている。

その他に気になったこと

 調べているうちに、Tinderの運営会社であるマッチ・グループは、日本最大級のマッチングアプリPairsも傘下としている。
 Tinderは、フリックで簡単に好みの異性を仕分けする仕組みを作り、スマホ時代のマッチングアプリの標準を作った。2017,2018年のAppStoreにおけるゲームアプリ以外の課金金額は、ネットフリックスに次ぐ2位となっている。

フリック形式のアンケートが使える
 Tinderが「Swipe the Vote」という政治経済について取り扱う取組で、過去にスワイプで大統領候補を選ぶものがあった。内容はともかく、スワイプでYes,Noを選べる手軽さ、そして、選択の直感性がある。アンケートの仕様としては最適だと感じた。
参照:BRIDGE

tinder型の類似サービスが面白い
 tinderの特徴は、知り合いが出てこないアカウントがFacebookベース選ぶ基準に写真と説明文を使う無料ユーザーでも一日複数のスワイプが可能。この各要素を変えたサービスが後発として出ている。その発想が面白い。
例えば、
Hinge:候補に友達の友達、友達が表示される
Bristlr:女性は髭の生えている男性を選べる
Loveflutter:最初に140字の文章を見て選ぶ
などがある。

 


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