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初めてのキックボクシングジム

なぜか、恐る恐るドアを開けます。

「チリンリチン」
と、ドアについているベルが鳴ります。

が、誰も出てこない。
静かだ。

「・・・」
「すいませーん・・・」(ちょっぴり小さな声)
「すいませーん・・・」(再度、ちょっぴり小さな声)
「あのぉー、すいませーん・・・」(またまた、小さな声)

するとようやく、
「はーい」
返事がありました。

そこから出てきた少し強面(こわもて)の方、
それがジムの会長さん。

で、なぜか少し面倒くさそうな顔。

私が、
「すいません、チラシに加圧トレーニングやってると書いてあって…」
「大丈夫でしたか?」

すると、
「あぁ…ハイハイ」
「14時からなんですが…」
「大丈夫ですよ」
ちょっぴり不愛想…

「あ、すいません…」
なぜか謝る(笑)

「どうぞー」
中に案内されます。

玄関を入るとすぐに受付があり、
受付の前には和室の小ちいさな部屋、
奥にキックボクシングの道場が見えます。

少し広めの道場には、5〜6本サンドバッグがぶら下がっています。

意外だったのは、
ボクシングとかキックボクシングジムには
必ず「リング」があるイメージですが、そこの道場にはありませんでした。

どうやら、加圧トレーニングは、
道場ではなく和室の小部屋でやっているらしい。

ちょっぴりパーソナル的な感じかな?
そこから加圧トレーニングについての説明を受けました。

簡単に言うと、
腕や脚をゴムチューブで締め付けたまま筋トレをする、というものらしい。

30分のトレーニングをすると、その倍くらいの効果があるらしくて、しかも、成長ホルモンが出てウンウンカンヌン…

なぜか成長ホルモンという言葉に反応する妻。

短い時間で良い?なんか良さそうなホルモン?
ラクして効果が出そうなその甘ぁ~い言葉。
もう、妻の目はキラキラです(笑)

成長ホルモンって何か知っているのかい?(笑)
と思ったのは内緒。

という私も、
なぜかサンドバッグに興味津々。
ひと目見て「叩いてみたい」と思ってしまった(笑)

でも、皆さんだって、
サンドバッグを見たら一度は殴ってみたいと思いませんか?(笑)

今までの伝統派の空手では、
木の柱に藁(タオルだったけど)を巻き付けた「まきわら」というもので、拳(コブシ)を鍛えていました。

ですから、
サンドバッグという物を見るのは初めて。

面白そう…
そんな目で見ていたんでしょうか。

「旦那さんも何かやってみたかったですか?」
と、声をかけてくれました。

「えぇ、昔空手をやっていたんですが…」
「サンドバッグって初めて見るもんで、なんか面白そうだなと…」

すると、
「加圧もキックボクシングも体験できますよ?」
「よければ、やってみますか?」

妻と目を見合わせます。
妻「キラキラ」
私「キラキラ」

もう、今スグにでもやってみたい気分(笑)
そりゃ、体験決定ですよね(笑)

さぁ、やってみよう!

と、言いたいところですが…
体験したい気分で満々の二人は、着の身着のままで来ているので、まったく運動できる状態ではありません。

電話してから来れば良かったー…
あーぁ、残念。

結局、やりたくてうずうずしていますが、
体験に必要な物を聞き、翌週に体験の予約を取って、その日は引き上げることになりました。

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