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成山亜衣さんの絵画展、はじまりました

紅葉の葉っぱの先の方が色づきはじめた京都岡崎
気持ちのいい秋の日、展覧会のご案内です。

成山亜衣個展 NARIYAMA Ai
2020年10月27日(火)-11月8日(日)12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2020/09/nariyama-ai-1027-118-2020.html

“疑って物事を見つめてしまう” という捉え方を、どのように絵具という物資に置き換えて画面を作っていけばいいのか…その事を考えながら展示作品を描いていた。
1点2点と試行錯誤していく間に、像を創造したり複数の像を構成したいのではなく、画面を構築するという感覚で制作したいのだと気づいた。更に謂うと、像を創造したり複数の像を構成したりする事が、画面を構築するという感覚で制作しているとは言い難く違和感を感じていったのである。
自身が思う “画面を構築する事” の第一歩は、画面の中で絵具を川だったり椅子だとする事よりも、絵具という物質だと意識する事だと考えている。
これからはスナップショットを使って、なんの変哲もない情景を “疑って物事を見つめてしまう” という捉え方で、絵具という物質に置き換えればどの様な画面になるのか…という趣旨で制作していきたいと考えている。成山亜衣

NARIYAMA Ai 略歴

1983 大阪生まれ
2007 京都嵯峨芸術大学造形学科版画分野 卒業
2009 京都市立芸術大学大学院版画専攻 修了  大阪在住

1つの色に焦点を合わせる。対象の表面に有るべき色が抽出され、違った層に色面が生まれる。展示空間の光のなか新しい印象のベールが浮かび上がる。
見え隠れするものにどうピントを合わせるか。両方外すか。絵具そのものの透明感や無造作にちりばめたようにみえる色が迷いを導く大作たち。
一瞬前に、そこにあった風景が消え去り、新たなカタチとなるまでの動き、作家の興味の方向(夢中の方向)が垣間見える曖昧な存在感。/gallery morning

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