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ギャラリーモーニング2024 展示始まりです。出口朝子個展 「いくつかの言葉」

おだやかな冬の金曜日。京都岡崎。
2024年、展覧会が始まります。

出口朝子個展 「いくつかの言葉」
2024年1月19日(金)~28(日)12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2023/11/deguchi-asako-some-words-2023-119-28.html?view=classic

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いくつかの言葉

冬に展示をしようと決めたときに思い出した本があった。
「冬の眠り」(『The Winter Vault』Anne Michaels, 2009)というカナダの小説で著者は詩人でもあり寡作の人だ。
丁寧に紡ぎ出された言葉の一つ一つと心が同期した時に、現れる線やかたちを見たくて描いてしまう。
そしてある地点から言葉とも離れて線や形だけの世界が現れる。
線やかたちを通した言葉がまた誰かの心に届くといいなと思う。 出口朝子

1975 石川県生まれ
1997 京都精華大学美術学部日本画専攻卒業
    滋賀県大津市在住

個展
2004 アートスペース虹/京都
2006 ギャラリー山口/東京
2009 アートスペース虹/京都
2012 「auxinから」アートスペース虹/京都
2014 「虹色の劣化」アートスペース虹/京都
2015 「流れる時間のかたち」アートスペース虹/京都
2016 「湖、光」アートスペース虹/京都
2017 「NOTE」アートスペース虹/京都
2018 「songs」ギャラリーモーニング/京都 
2020 「resonance」ギャラリーモーニング/京都
2021 「Call」ギャラリーモーニング/京都

グループ展
2006 「Art Jam展」ギャラリー山口/東京
2007 「conspiratio 6」LuxGallerie/東京
2008 「conspiratio 7」LuxGallerie/東京
2015 「カレンダー展」アートスペース虹/京都
2017 「非在の庭 最終章」アートスペース虹/京都

受賞
2001 西脇市サムホール大賞展入選/兵庫
2016 堂島リバーアワード入選/大阪

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雪がきた冬の朝の、音を無くした世界のように。閑か。
墨の黒、箔の銀、鉛筆のシンプルな線が画面をつくり出しています。
その世界は言葉から生まれ出たもの。物語の出来事、情動、連なりが、制作の衝動の出発点。
一見モノトーンに見える世界が、見るその時の光と呼応し発光する。
黒のなかに沈む形、線、面が光によって浮かび上がり、空白をも取り込んで新たなる静謐さを奏でます。/ギャラリーモーニング

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