ここ最近のシーホークスメモ5/15 QBウィルソンをブラウンズにトレード?新戦力に強盗容疑?

・ブラウンズにQBウィルソンのトレードを打診

フェイクニュースかと思ったらどうも本当の話らしい。といっても今年ではなく2018年ドラフト前の出来事。2018年ドラフトといえば前年0勝16敗を喫したブラウンズが全体1位でベイカー・メイフィールドを指名した訳だが、ドラフト前にウィルソン⇄全体1位+αのトレードをブラウンズに打診し、断られていたとのこと。

当時のシーホークスは久しぶりにプレーオフを逃して危機感を持っていた時期。ウィルソンの契約はこの年のシーズン末までだったが、契約更新となれば史上最高額クラスの契約になることは確実だった。マシュー・スタッフォードやデレック・カーなどQBの高額契約がチーム力を落とすケースは多い。ウィルソンの高額なキャップスペースを他の選手に置き換えることで、当時貧弱だったOL、RBの補強や、ベテラン守備選手の契約更新を狙ったものと思われる。

ではトレードが成立したとして誰を指名していたのか?2018年ドラフトで全体1位指名を予想されていたのはサム・ダーノルド。メイフィールド、ジョシュ・アレン、ジョシュ・ローゼン、そして去年のMVPラマー・ジャクソンとQBが大豊作だった2018年ドラフトだが、ダーノルドが頭一つ抜けて優秀という評価だった。QB指名ならダーノルドが有力。

もう一つの可能性としてRBセイクワン・バークリーの指名もあり得ただろう。史実では全体2位というRBとしては異例の高順位で指名されている若手屈指のRBだ。2018年ドラフト前の評価ではポジションを無視するなら最高の選手だと評価されていた。(今年のドラフトで言えばチェイス・ヤング)当時のシーホークスはリンチが消えて久しくエース級のRBを欠いていた。当時のロースターにはカーソン、デービスがいたがエース級とは言えなかった。HCキャロルはランプレイを重視しているだけに信頼出来るRBの不在はチームの成績悪化に大きく影響を及ぼした。史実でもこの年の1巡指名はRBペニー。結局2018年はカーソンがブレイクしたことでプレーオフに返り咲いたが、バークリーの指名というのもあり得る話だ。

その場合は史実でペニーを指名した全体27位でQBを指名するか、他チームからトレードorFAでQBを確保するかだが、ドラフトの時期に獲得出来るQBに大した選手はいない。そうなるとドラフト指名となるが全体27位で獲得出来たQBといえばラマー・ジャクソン。(実際は全体32位指名)ジャクソンはモバイルQBだけにシーホークスのスキームに馴染むのは難しく無いはず。ジャクソン、バークリー、カーソンによるランプレイが実現し得たと思うと、現在NFCトップQBと称されるウィルソンに見合うだけのロマンを感じる。


・ジーノ・スミスと再契約

こちらは極めて現実的なニュース。コロナウイルスの影響によりチーム戦術の浸透が難しくなる中、QBポジションは継続性がより重要になっている。シーホークスのQBポジションはウィルソンの他にドラフト外新人のアンソニー・ゴードンのみ。更なる控えQBの契約が予想されていたが、このような状況下では新しい控えQBを探すよりスミスと再契約する方が堅実。スミスとの再契約は昨年開幕前に続き2度目。


・CBダンパーに強盗容疑で逮捕状

文字の通り逮捕状が出たとのこと。NYJのCBデアンドレ・ベイカーと共同で銃で武装し時計を4つ強奪した容疑。証言はダンバーについて犯行していたと確実に認められないとしているが、逮捕状が出た以上これからの捜査次第。昨年のWRゴードン、他チームも含めればWRブラウンのような「目に見えた地雷」でもないのに新戦力が出場出来ないとなると補強に大きな乱れ。続報待ち。

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