森づくりとモノづくりをつなぐコミュニティ|工藝の森
活動概要:文化芸術・環境・森林
一般社団法人パースペクティブが運営する『工藝の森』とは、自然を起点に循環するモノづくりのあり方に着目し、「植える」「育てる」「作る」「買う」「使う」といった、モノをめぐる行為をつなぐ、活動のことです。パースペクティブは、伝統と風土に根ざしたモノづくりを次世代につなぐことを目指し、漆を中心とした工芸素材の森を育てています。
ーー具体的な活動/事業を教えてください。
1つは、「植樹・育林事業」として、森のプロである林業家の知恵と力を借りて、漆を中心とした工芸素材を植樹・育成し、またすでに自生している桐などの工芸素材は、より好ましい環境で育つことができるよう、周囲の木々に対して選択的な伐採も行います。
2つめは、「循環的モノづくり共創事業」として、京北の地域資源である木材と、サステナブルな自然素材である漆を使って、だれもが気軽にモノづくりができます。何代にもわたり培われた職人技を、次世代につなぐことができ、その両立こそが、私たちの行うモノづくり事業の目的です。
(工藝の森ウェブサイトより)
ーー なぜこの活動を始められましたか?
一般社団法人パースペクティブの代表の一人、堤卓也は、明治から続く漆メーカーの四代目です。サステナブルな自然素材である漆は、この国では一万年以上前から人に近い存在でしたが、その流通量は40年間で90%以上も低下しています。この低下は、開いてしまった人と自然との距離感の象徴と考え、その距離を縮めたいと考えました。
ーーどんな社会を実現させたいですか?
人と自然が健やかに関係しつづけ、その持続可能な関係性の中に、人のいとなみが位置付けられる社会の実現を目指しています。地域がそれぞれにその土地固有の命の輝きに満ち溢れ、先人の知恵や、豊かな自然を誇りとし、人々が創造の力を共鳴させることができる未来を描いています。
ーーみなさまへのメッセージ
漆の塗膜は、自然素材だからこそ、しっとりと人の肌に馴染み、使い込むことで味わい深い艶や風合いになっていきます。経年変化も美しくてカッコよく、傷んだり、壊れても修復して繰り返し使うことができる、という意味でも循環可能です。
工芸は今、コミュニティを必要としています。職人の技を支えるコミュニティはもちろん、森を支えるコミュニティも必要です。行動をともにしていただくことで、漆も、地球も、次の世代に受け継ぐことができます。
<団体概要>
▶︎工藝の森(こうげいのもり)(運営:一般社団法人パースペクティブ)
▶︎設立:2019年
▶︎活動概要:文化芸術・環境・森林
▶︎活動中心地域:京都・京北
▶︎HP/SNS情報
HP|http://forest-of-craft.jp/
Facebook|www.facebook.com/ForestOfCraft/
instagram|https://www.instagram.com/forest_of_craft__perspective/
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