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【研修会案内】「宗教の社会貢献を考える」お寺とお宮の発電プロジェクト研修会 #01

\お寺とお宮が地域を守る!一石二鳥の脱炭素×防災プロジェクト/

ここ数年、全国各地で地震をはじめとする多くの自然災害が発生しており、さらに地球温暖化・気候変動の影響により、大雨水害の激甚化や頻発化が進んでいます。

その中で、避難所の不足が指摘されています。加えて、日経新聞の調査によると、甚大な豪雨災害が全国で相次ぐ中、危険が及ぶときに住民が身を寄せる指定避難所の27%が、浸水や土砂崩れの恐れのある場所に立地していることが報告されています。地域住民は、行政が指定した小学校や公民館が安全だという認識があるかもしれませんが、実際にはそうではない場合もあります。

こうした状況の中、京都市では「文化遺産の脱炭素転換」が進められています。これは、京都市が環境省から選定を受けた「(※)脱炭素先行地域」の一環として取り組むものです。具体的には、京都市内の神社仏閣等に対して、太陽光パネルや蓄電池の設置、エアコン・LED照明などの省エネ機器への切替を支援します。神社仏閣等が太陽光発電と蓄電池を備えることで、非常時の電源供給を可能にし、地域防災力の向上にもつながります。

実際に、全国各地の災害時には、広い境内を持つ神社仏閣にも多くの人々が避難しています。緊急時に対応するためには、事前に受け入れ態勢を整え、行政との連携を深めておくことが重要です。

今回の研修会では、宗教による社会貢献、特に災害対策における神社仏閣の役割について長年研究されている大阪大学の稲場教授をお招きし、基調講演をしていただきます。その後、地域防災活動の拠点となっている壬生寺の松浦貫主と、脱炭素先行地域の事業を担当する京都市環境政策局地球温暖化対策室の白﨑課長にご登壇いただき、災害対策や気候変動対策における宗教の社会貢献について議論を深めます。

(※)脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルの達成に向けて国が進める取組の一つで、2030年までに民生部門 (家庭部門及び業務その他部門) の電力消費に伴うCO2排出量の実質ゼロを実現していく地域。

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▶︎ 日時:2024年11月5日 (火) 15:00-16:30
▶︎ 会場:壬生寺 (京都市中京区壬生梛ノ宮町31)
▶︎ 対象者:京都市内の神社仏閣の関係者、教団宗派の関係者、行政自治体の関係者、メディア関係者、その他
▶︎ 定員:30名
▶︎ 参加費:無料
▶︎ プログラム:
15:00 - 15:40 基調講演「現代社会における宗教の社会貢献」稲場圭信教授 (大阪大学)
15:40 - 16:00 京都市脱炭素先行地域の概要、事例紹介 (京都市 白﨑課長、妙福寺 松本住職)
16:00 - 16:30 パネルディスカッション「宗教の社会貢献を考える」(稲場教授、壬生寺 松浦貫主、京都市 白﨑課長)
▶︎ 主催:TERA Energy株式会社

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研修会の詳細・お申込みは、下記をご覧ください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

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