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「気候変動はいのちの問題だから」。ソーシャル坊主の取締役・霍野が語る再エネ100プランを始めたワケ

テラエナジーでんきは、2023年1月より、再生可能エネルギー100%プランの提供を開始しました。

再生可能エネルギー100%プランをはじめた理由について、起業メンバー3名がそれぞれの興味関心から想いを書きました。

今回はソーシャル坊主として活動する取締役の霍野によるコラムです。

「子どもの未来、奪わないで」

あなた方は、自分の子どもたちを愛していると言いながら、その目の前で子どもたちの未来を奪っています。

グレタ・トゥーンベリ
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2018年にポーランドで開かれたCOP24 (第24回 国連気候変動枠組み条約締約国会議) において、スウェーデンの環境保護活動家、グレタ・トゥーンベリさんによるスピーチの一説です。

気候変動が緊急事態にあると訴えるグレタさんは、毎週金曜日に学校を休んでストライキを続け、大人たちに本気の対策を要求。世界中の若者たちを動かし、賛同の波が広がっています。

若者世代は、老衰よりも、気候変動によって起こる自然災害などで死ぬかもしれない危険性が高まっています。問題の要因を分かっているにも関わらず、利益最優先で環境問題は二の次という考え方に対して、若者世代は怒りの声を挙げています。

将来世代にこれ以上、気候変動の負担を先送りすることは許されないと私は感じます。

「故郷を奪わないでください、返してください」

地球規模で気候変動が深刻化するのに伴い、自然災害や干ばつなどの気象現象によって、故郷を追われる人々の数が増加しています。

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これらの人々は「気候難民」と呼ばれます。私たちはその原因の一端を担ってしまっているとも言えます。

私たちには責任がある

気候変動による異常気象や自然災害でより大きな被害を受けるのは、化石燃料をこれまであまり使ってこなかった途上国の人たちやこの問題に責任がない将来世代です。不公正な負担を強いられることによって弱者のいのちの危険が高まっています。

気候危機は、単なる環境問題である以上に、重大な平和や人権、いのちの問題であると私は考えます。

環境活動家・谷口たかひささんの講演より

今からでも遅くない。できることから速やかに

気候変動を止めるには様々な方法があります。移動手段を見直す、肉や乳製品を減らし野菜をもっと食べる、化石燃料への投資を続ける銀行を使わない、気候変動の視点から選挙結果を考えるなどなど。

参照「丹波篠山気候変動アクション」

そのなかでも、私たちが簡単に有意義で負担少なく実施できるのが、家庭の電力会社を再生可能エネルギーを多く取り入れるところに切り替えることです。

電気を選ぶことは、投票行為に似ています。私たちの意思表明が欲しい未来をつくる礎になると信じています。

再生可能エネルギー100%プランの詳細はこちら↓↓

霍野 廣由(つるの こうゆう)
1987年福岡県生まれ。浄土真宗本願寺派覚円寺(福岡県)副住職。龍谷大学実践真宗学研究科在学時に、自死・自殺や終末医療、高齢者福祉の活動に携わるとともに、寺院活動を研究する。大学院を修了し、認定NPO法人京都自死・自殺相談センターに就職し、現在は事務局長を務める。2018年、ソーシャルグッドな新電力会社、TERA Energy株式会社を立ち上げる。相愛大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派子ども・若者ご縁づくり推進委員など。

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