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連珠の名局集を食べたい

 連珠の対局中「この盤面が進んだらどうなるだろう」と読むときは、当たり前のことだけど頭の中で考えなければいけない。だけど頭の中で想像することは中々難しい。自分はよく「読み」の練習として、電気を消して読んだりしている。頭の中で読むだけじゃなく、視力を使えない状況にして集中するためだ。実際効果があるのかは分からないが、気持ち的には集中できているような気がしている。多分。

 昨日の夜も部屋の電気を消して考えようとした。リモコンの「消灯」ボタンを押すと、部屋が文字通り真っ暗になる。何も見えない。よしよし、これで集中できると思いながら頭の中の盤面で遊んでいた。しばらくして目をあけると、電気を消したときより辺りが見えるようになっていた。目が慣れたのだ。当たり前なことだが、この瞬間、ある感覚を思い出した。そう、連珠を離れて、もう一度戻ってきたときの感覚に似ている。

 連珠をしばらくしていないと、盤面を見ても何も読めない。だんだん数をこなしていくと、昔の感覚を思い出して数手先は読めるようになっていく。なんというか石が見えるようになる。この感覚が、真っ暗な部屋にずっといると、目が慣れていき辺りが見えるようになる感覚に近い。自分の読みというのは、暗闇に対してどれだけ向き合ったかと説明できるのかもしれない。最初は何も見えないが、しばらくすれば見えるようになる。自分は読むことが得意じゃない。ただ、時間をかければ普通の人よりかは読める。

 真っ暗な部屋に目が慣れた、それだけのことだが、地道に読むことが自分のあり方だと誰かに示された気がした。けれども、人間は醜いもので地道に読むことしかできない自分は、瞬間的に読める人に憧れる。医学的にはロドプシンが増えることによって目が慣れるらしい。多分、瞬間的に読める人は自分より連珠のロドプシンが多いのだろう。ロドプシンを増やすにはアントシアニンを摂取すると良いらしい。ブルーベリーにはこのアントシアニンが多いため目の保養になるという。

 うんうん、ロドプシンかアントシアニンか何かもう分からないが、自分はとにかく瞬間的に読めるようになりたい。噂によると、エイセイメイジンを摂取すると読めるようになるらしい。エイセイメイジンを取りたい方は、以下のURLから購入できるものがオススメだ。

 自分はまだこの名局集を買ってないが、視力を良くするためにも、買ったときには名局集を煮詰めて食べたいと思う。

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