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鉄道は特別な公共交通機関

最初に

どーも、てらじーです。
先週は熊本に行くための準備や、仕事に追われて記事を書けませんでした。
結果、連続投稿記録は18週(4ヶ月ほど)でストップとなりました。
今後も無理なく、毎週更新していこうと思います。

熊本に行ってきました(24回目)

さて、先週は海の日がありましたので、3連休でしたね。金曜日に有給休暇を取得して4連休にし、大好きな「く・ま・も・と」へおでかけしました。
目的は当初1つでしたが、時と共に3つまで増えました。
その中の一つが題名に繋がっています。それが「南阿蘇鉄道の全線復旧」です。

熊本地震と鉄道

7年3ヶ月前の2016年4月14・16日に熊本地震が発生しました。
2度の大きな揺れにより、阿蘇地域の交通網は甚大な被害を受けました。
JR豊肥本線は法面の崩壊により線路が流され、南阿蘇鉄道は大きな揺れにより設備がダメージを受けました。
2020年8月8日には前者の豊肥本線が復旧しましたが、南阿蘇鉄道は中松〜高森の部分運転でした。
今回7月15日に、7年3ヶ月ぶりに復旧しました。

南阿蘇鉄道に乗車した感想

南阿蘇鉄道は1日2往復、豊肥本線の肥後大津と高森を直通運転します。
2本とも午前の早い時間でして、今回は2本目の肥後大津9時26発に乗車しました。
列車発車前には大津町観光協会の方々から、パンフレットと記念メダル、お芋のお菓子を頂戴しました。
9時過ぎにはホームに人が集まり、16分遅れで列車が到着しました。
列車に乗り込もうとしたところ、鉄道に精通している人たちが列を乱してごった返しました。車内に入っても、床に荷物を置いたり、全面展望を撮影する為に走ったりなど、地獄絵図が広がりました。
私は一般の人と比べると鉄分が多めでして、不快な気持ちになりました。

そして出発です。
肥後大津〜立野間は豊肥本線を走行しますので、注視せずに乗っていて、立野駅に到着しました。ホームにたくさんの人が並んでおり、満員電車に追い討ちをかけるような状態でした。
ぎゅーぎゅーに詰められた状態で立野駅を出発しました。
ここから中松までは、今回の復旧区間です。
発車してすぐに、立野ダムや第一白川橋梁と言った高さを楽しめるスポットに到達します。
この区間はゆっくり走るので、写真も撮りやすいです。
※高所恐怖症の方には地獄かもしれません笑

そして長陽駅に到着しました。
こちらの駅には、カフェが入っており「シフォン(資本)ケーキ」や「かき氷」を楽しめます。
この長陽駅から終点高森まで各駅に沿線の方が集まってくださっていました。

そして50分揺られて高森に到着しました。

最後に、乗車を振り返って

乗車してすぐに運転士さんが「26XX日ぶりに再開し、南阿蘇鉄道になってから初の肥後大津乗り入れが実現し・・・」とアナウンスがあり、目頭が熱くなりました。
私は熊本地震以降に熊本と関わり始めまして、ボランティアや大学のプロジェクト、国内ワーキングホリデー、旅行と様々な形で訪れました。
そこで7年3ヶ月という期間を振り返ると、復旧に携わった方の気の遠くなる気持ちだったことをお察しします。
皆様の頑張りのおかげで、この日を迎えれたことに感謝しています。
そして各駅のお出迎えや沿線でのお手振りを拝見し、鉄道は単なる移動手段だけでなく、地域のアイデンティティなのだと実感しました。
豊肥本線全線復旧時も、今回も熊本の人々の暖かさや地域交通の愛着について胸熱な経験をさせていただき、さらに熊本が好きになりました。

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