「なる」ようにしかならない

「『なる』とは何でしょう。
何かに成るのでしょうか？
では元の姿はどんなだったのでしょう？
何かに成るとはどういう意味でしょうか？
人は意図して何かに成れるのでしょうか？
なりたいものになれるといいのでしょうけど、
そうもならない気がします。
何故でしょうか。
何か障害でもあるのでしょうか。
障害がないとしたらそのままなりたいものになれてしまうと思います。
理論的にはそうです。
そもそもこれは何の話でしょうか。
なるようにしかならない。とは、
どんな意味でしょうか。
結局は思った通りにいく、という意味でしょうか？
ここで、問題です。
思った通りとは何でしょうか。
そもそも何によって人間の認識は働いているのでしょうか。
分からないですね。
どんな縁起があるのでしょうか？
意味があるなら、何かがあります。
しかし、何があるのでしょう。
アプリオリな何かの判断基準があるのかもしれません。
それはアポステリオリに修正されるのでしょうか？
意味があるなら、そうなる可能性があります。
人間の認識能力の仕組みはどうなっているのでしょう？
なるようになる、とは事前の予測が何かあったよあな表現です。
何とかなるとは不安を払拭しようという心意気が感じられる。
大丈夫ではあるのだ。
生きている限り、道は開けていくはずである。
私の体は五体満足している。
何らかの働きをせずにはいられない。
意識は続いて、何かをなそうとしているに苦いない。
ただ主体はそれを認識していないのかもしれない。
人間の認識の源泉には何があるのだろうか。
何を求めてこの世界をさまよっているのだろうか。
求めていることは幸せだろうか。
幸せとは何だろうか。
相変わらず私は満足を求めて、不満を抱えながら生きている。
それに変わりない。
それが変わることがあるのだろう。
恐らくあるだろう。
何ごとにも終わりはある。
何らかの終わりが来るのだ。
それがいつ来るのかは分からない。
何かを仕切り直す必要があるのだろうか？
あるとも言える。
ないとは言い難い。
それはそのようである。
意味を求めて人生を歩みながら、私は何を考えているのだろうか。
そこには絶望もないし、希望もない。
いや、希望はあるだろう。
しかし、何のためだろうか。
何のためとかそんなことは関係ないのだろうか？
ないとも言える。
つまり何てことはないのかもしれない。
相変わらずの日々が続くのだ。
それが望ましくないわけではない。
逡巡があるのはいついかなる時でもそうだ。
それがなくなることはないだろう。
私は相変わらずなのだ。」