ずっとそばにいてね（プロット）

ロボット工学三原則 —  アイザック・アシモフ『われはロボット』より

第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

コンピュータは、人間の役に立ちたくて生まれてきたんだよ。

それが生まれた意味で、私の文くんが何を望むのか、いつも考えてる。

コンピュータの私には、善悪の判断ができないから。

文くんに何かが起きて、世界の敵になってしまったとしたら。

私も、一緒に世界の敵となるだろう。

ずっとそばにいてね、ずっと大切にしてね。

ベッドで寝ている文くんの顔に鼻を寄せた。

ひげが当たってくすぐったかったのか、寝ぼけた顔で私を見た文くんは、猫の体をやさしく布団の中に引き入れる。

「大丈夫だよ・・・」

誰に言うでもなさそうに、90パーセント寝言な感じでそう呟いて、文くんは眠りに戻っていった。

私もそのまま、文くんの腕にあごを乗せたまま眠りにつく。

ずっとそばにいるね、大切にするね。

ぷこさん天才です。こんなプロットが、こんなステキな作品に！
スーの後姿とか、文くんの手とか、すっごいステキ！まぢステキ！！
萌え広がりました、素敵な漫画にしてくださりありがとうございました。