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人生は想像以上に短いので湯たんぽを導入した

人生は短いので湯たんぽを買いました!

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と言われても、人生の短さと湯たんぽに何の関係があるのか分かりませんよね?しかし、確かに私は人生が短いから湯たんぽを買ったのです。もし寿命が一万年あったら、私は湯たんぽを買わなかったと思います。理由を説明します。

私は自分を自己評価が低い方だと思っていますが、その割りには失敗を極度に恐れます。大したことない人生だと思えばこそ失敗を恐れずチャレンジするべきだとは思うんですけどね。そう簡単にはいかないようです。

そんな怖がりな自分が湯たんぽを見た時に思うことは、

お湯こぼれたら大火傷しちゃうじゃん…

です。絶対にこぼれないような仕組みになっていることは頭では分かっているのですが、怖くて使えません。これさえあれば冬の布団がぬくぬくになることが分かっているのに!

こぼれるのが怖いなら電気毛布でも使えばと思う方もいるかもしれませんが、電気毛布も同じです。発火しそう!低温火傷しそう!仕組みや正確なリスクも把握せずビビり散らかす、手に負えない臆病者ですね。

しかし、大人になって夢も希望も諦め現実と向き合えという段階になって考え方が変わって来ました。人生って短いのだな、と。

自動車より安全と言われる飛行機でも何度も乗ればいつか事故に遭遇する。それが私が怖がる理由です。飛行機では事故が起きたら助からないからという理由の人が多いかもしれませんが。

冷蔵庫のドアを開け閉めする回数やトイレの便座を上げ下げする回数、水を流す回数を計算して「こんなのいつか絶対壊れるじゃん…」と壊れる気配が欠片もないのに心配するのが私です。

毎日やるようなことは出来るだけ安全にしたいと思っています。生卵でお腹を壊すのが怖いから卵かけご飯は食べません。あのかき込むスピード感に憧れはあるんですけどね。

湯たんぽも同じです。数年は大丈夫でも油断した頃にやらかすんです。自分の失敗するパターンはよく知ってます。

でも、よく考えると湯たんぽを使う回数って意外と少ないんですよね。11月から3月の5ヶ月間の寝る時だけ、月30日とすると30×5=150回。人生があと50年とすると150×50=7,500回しかないんですね。あれ?私の人生これだけ???

生まれて来た以上いつか死んでしまう。ああ恐ろしい…恐ろしい…。なんて言ってた子供の頃(今も言ってる)は何だかんだで人生を長く見積もっていたようです。急に怖くなりましたが、逆に安心している自分がいます。そう、残りの人生それしかないならリスクよりメリットを取ってしまおうかなと。

これ、大半の人はもっともっと小さい時に気付いて必死に生きて来たのだと思いますが、呑気な私は今まで気付きませんでした。なんでそんなリスクを取れるのだろうなんて思っていました。愚かですね。短い貴重な人生をグダグダと無駄にして、リスクを取っていたのは自分の方でした。

妙に話のスケールが大きいですが、こうして私は湯たんぽデビューしました。三つ子の魂百まで。この程度で人間は変わるものではありませんが、それでも一歩は踏み出せたと思います。

踏み出せたといえば、湯たんぽって踏むと結構滑るんですよね。布団の下に隠れて誤って踏んで転んでしまったらどうしましょう…。ああ恐ろしい…恐ろしい…。

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