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我が家の中心地。モールテックスの巨大テーブル

我が家の生活の中心でもあり、この家のある意味象徴でもあるのが2階ダイニングキッチンにあるモールテックスのテーブル。

テーブル兼キッチンの作業台でもあり、そのサイズは2800mm✕1400mmと巨大です。主に半分はキッチンの作業台として。もう半分はダイニングや各種作業スペースとして家族全員が使っています。
特別な書斎などなければ子供部屋などもきちんと設けていない我が家。基本的に「みんなが過ごす場所」として活用するため、それぞれが好きに使っても十分なぐらいのスペースを確保しようということで広大なテーブルを造作で設けることにしました。

……そもそもそんなに大きな家ではないので、我が家は仕事を兼任しているスペースが多いです。「洗濯乾燥&作業台」「お風呂&脱衣所」「階段&ファミリーロッカー」。「キッチン&ダイニング&作業用テーブル」もその一環ですね。

テーブルは真っ平らですが、床の高さが違うため立って作業するキッチン側は900mm。座って使うダイニング側は700mmになっています。テーブルの足は4隅ではなく半円状に壁が立ち上がって支えております。頑張れば6人まで座って食事ができます。

半円状に書いてある線がテーブルを支える足

角に足を付けると座るのに邪魔だし美しくない。でも結構せり出す部分もある中で強度を持たせつつキッチン側の方は収納も欲しいし……と我々のワガママを建築士Kさんががっちり受け止めてものすごく考えてくださった思いと努力の結晶です。

キッチン側:ショールームで一目惚れした自動水栓

キッチン要素として水栓はリクシルのタッチレス水栓「ナビッシュ」のハンズフリータイプです。
これは最初全く考えていなかったんですよね。希望として挙げていた条件が「水を出したり止めたりするレバーは軸側ではなくシンク側であること」でした。これはよくあるタイプの軸(根っこ?)にレバーがついているタイプだと濡れた手で水を止める時にその軸周辺が水で汚れるのが本当に嫌だったからです。

参考:toolbox こういうタイプはレバー周辺(根本周辺)が水浸しになる

だから、なるべくそうならないように、なるべくシンク側というか水が出てくる側にレバーが付いていて欲しかったのです。

参考:toolbox こういう蛇口側にレバーがあると、根本周辺が濡れにくい

が、リクシルのショールームに行ってタッチレス水栓を何となく試した時に衝撃を受けました。……これは、便利すぎる。すごく反応が良いし、出しっぱなしも簡単。これなら不用意に周辺を濡らすシーンがかなり減る。ヘッドも伸ばせるし浄水も付く。完璧すぎるのでは?と。
速攻で建築士Kさんに「これにします」って言いましたね。そしてこれは今でもナイス判断だったと思います。ちょっとした手間を減らすだけでこんなに楽なのかと思える設備です。特にアイランド型のキッチンで作業台とシンクが一体となるような場合は、水浸し問題を回避するために必須なのではと思います。

キッチン側:シンプルなシンク

そこから出る水を受け止めるシンクは可能な限りシンプルで、かつ大きなものを探しました。最近はスポンジを置いたりソープディスペンサーを置くための凹みがあったりしますが、そういう部分に汚れや水垢が溜まるのが嫌だったのです。
探した結果、見つけたのがekreaのステンレスシンク/S215(オーバー)です。

ekrea ステンレスシンク/S215(オーバー)

四角くて大きくて、深さもある。それ以外求めていない人にとって完璧なシンクだと思います。

キッチン側:引き出しと包丁収納

キッチン側にはテーブル下に引き出しを3つと、シンクをはめ込んだ所の手前に包丁を収納するスペースを設けています。
包丁収納はekreaの幕板包丁収納

ekrea 幕板包丁収納

シンクと同じくらいの幅ということで4本収納できるタイプをここに忍ばせています。開ける時は板に取り付けたタオル掛け引き倒して開けます。これもシンクの手前部分のデッドスペースになりがちなエリアを有効活用できる非常に優れた設備だと思います。子供が不用意に開けたりするかなーとか少し心配してましたが、流石にここは開けちゃいけないと思っているのか開けたりはしないので一安心です。

キッチン側:テーブル下はあえての空洞

システムキッチンなどの場合はがっつり引き出しやらなんやらで埋めて行くエリアだと思いますが、我が家は完全に空洞にしました。仕事の都合で調理器具や各種食材、食器などを収納するエリアは固定化せず自由に調整できるようにしておきたいからです。その分、何を使ってどう収納するかを別途考える必要があるのが手間ではありますが、こういう部分は住んでから見えてくる部分もありますし開けておいて良かったなと思います。

短辺側に電源たくさん

調理器具を使うにしても各種作業で電源が必要なものを使うにしても、どこからそれを引っ張ってくる必要があります。検討した結果、短辺の両サイドに4口ずつコンセントを設けました。調理器具やノートPCの電源の他、スマートフォンやタブレット、各種おもちゃの充電なども大体ここで済ませます。

8口あると大体事足ります。

モールテックスの使用感

我が家のこの巨大テーブルと店舗のカウンターは造作で仕上げにモールテックスを使っています。モールテックスというのはドイツのBEAL社が開発したモルタルと同じような材料を薄塗りして「コンクリート造っぽくする」左官塗料です。我が家では仕上げにウレタンでコーティングしています。
コンクリート的質感なので表面は固く冷たい感じですが、ウレタン塗装をしているのでザラッとした感じはありません。我が家は基本的に無彩色の家で壁の色も真っ白ではなく少しだけグレー味のある白で落ち着きを持たせています。この壁色とモールテックスのグレーの色合いと質感は本当によく馴染みます。質感も見た目も非常に満足度が高いです。

水などは多少弾いてくれますが、時間が経つと染み込みます。また、オイル系が染み込むとオイル染みが取れなくなるので注意が必要です。
最初は綺麗さを保つため透明のゴムマットを敷こうかなぁと考えたのですが、巨大なシートがそれなりに高いのとせっかくの質感を隠してしまうのもなんか違うよね。ということでそのまま使っています。
※子供の席部分だけはシート敷いてます。食べこぼしも多いし、子供が好きなようにシールを貼ったりしたがるので「ここなら何貼ってもいいよ!」というセーフティエリアとしています。

汚れや染みなどこまごまと付いてますが、それはそれで使用感として捉えたら良いかと思っています。(故意に汚すことはありませんが)
あとここはキッチンの作業台でもありますが、あまりに熱い鍋などは直接置いてしまうとウレタン塗装が剥げてしまう(らしい)ので、そういったものは直接置かないようには注意しています。

結論。広いテーブルは正義。

料理する。食事する。ちょっと晩酌する。仕事する。雑務をする。子供はお絵描きをしたり工作したりタブレットで遊んだりなど、自由に使っています。そうやって子供がテーブルで遊んでいる時に料理を目の前でできるので、ご飯の準備などで手が離せない時でも目の届く範囲にいてくれるので助かります。

アイアンの椅子とも相性抜群
足のRになめらかな光が当たります
ダイニング部分の床から天井までの高さが3500mmなので、座っていると開放感があります
テーブル下にコンセント
引き出しとアイアンタオル掛けをつけた包丁収納

2階は天井が高いので空気がこもらず空間として居心地が良いというのも大きいと思いますが、とにかくこの巨大テーブルが本当にいい仕事をしてくれています。広いテーブルというのは気持ちを穏やかにしてくれますね笑
ただし、広いがゆえに気軽に物を置いてしまいがちなので、その点だけは気をつけなくては……と思っています。気を抜くと煩雑になりがちです。丁寧な暮らしを心がけなくては。

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