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鬼滅の刃を幼い子どもに見せちゃうバカ親

私はいま4歳の娘を育てています。

一人っ子です。母親としてはイージーモードかもしれません。

そんな立場から思う鬼滅の刃というアニメコンテンツ。

私の周囲で知るかぎり、ママ友3人が、年少の娘さんに鬼滅を見せているようだ。

小1のお姉ちゃんがいる子と、年長のお姉ちゃんがいる子と、あとひとりっ子。

うちの園はキャラクター禁止なんだけど、他の園では大流行りしているんだって。

正直バカじゃないのかと思った。

親として何を考えてるんだと思う。


私自身は割とグロテスクや刺激の強いアニメや漫画に興味があって、カイジとかゴールデンカムイ、ウシジマくんなんか好んで夫婦で見たこともあった。

鬼滅は話題性から、一応見てみるかとネットフリックスでアニメ全話を夫婦で視聴した。

多少青臭いけど流行るだけあって面白かったよ。

しかし、これは絶対絶対、うちの子には見せられないと思った。


まず第一に、鬼滅の刃に欠かせない殺戮シーン。親兄弟が血みどろで死んでいたり、鬼の首を刎ねたり。あまりに残虐だ。

そして第二に、何も悪いことをしていないのに親兄弟が惨殺される。これは幼児にはショックが大きすぎる。


小学校高学年くらいになれば、現実と創作の区別が理解できているので残虐なシーンに耐えられるかもしれない。

また、自立意識が芽生え、親兄弟がいなくなったらどうするかを前向きに想像してみることができるかもしれない。さらに、悔しさを仇討ちへ昇華することもできるので、ショッキングな設定も乗り越えられるだろう。

つまり、こういった物語の本質を楽しむ能力が備わってない小さい子には悪影響が大きい。親と離れるのが怖い、鬼に目をつけられたら詰むんだ、などと一時的にでも厭世的になってしまいかねない。こうなってしまったら可哀想だし、親にもデメリットが大きい。だから、いくら炭治郎や禰󠄀豆子が立派でも、ショックを乗り越えさせてまであえて見せるほどのものではないのだ。


と、私はごく一般的な価値観として思うのだけれど、これだけ流行っているからには小さい子に見せちゃう親っていうのはひょっとすると多数派なわけで・・・何も考えてないか、流行りに乗り遅れるとまずいと感じているのか、むしろ子どもと一緒に楽しみたいが勝ってしまっているのか。

鬼滅を見せてるママ友さんたち(たった3人だけど)に共通しているのは、いずれも子育てをゆるめにやっているということ。一緒に遊んだ時に食べていたおやつがチョコパイとかきのこの山とかだったり(子供のおやつは栄養を補うもの)、お出かけの時は4歳すぎてまだベビーカー乗せてるとか、夜暗くなってもまだ外で遊ぼうとするとか、野菜は一切食べないからお弁当はウインナーとポテトとチーズだけとか。。寝る時間も適当だとか。そしてお子さんはいずれもおませ気味(あまり躾らしい躾をしないでおおらかに育てるとおませな子になるのかな?と最近感じる)。

いずれにしても鬼滅の刃は見せないに越したことはないと思う。他にいくらでも感動的なアニメはあるし、幼児に鬼滅を見せることを正当化している人は結局多数派に甘んじたいだけで、子どもの心身についてまじめに考えることを放棄しているんでしょう。

って現時点では本気で思います。以上。

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