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『肥後細川庭園(2023年5月)』(目白台)

時間が出来たので、目白台にある肥後細川庭園へ行ってみました。
ちょうど紫陽花やツツジなどが綺麗に咲いており、人もそれほど居ないので、のんびりと庭園を見て回れました。
湿度もそれほど高くなく、外を散歩するいい時期ですね。
梅雨前、忙しない日常から離れて、落ち着いた時間を過ごせました。
池にセットされた小さな滝から流れ水面にあたる水音と、鳥たちの元気な鳴き声、近くの公園から聞こえる子供たちの声…
肌に心地良い爽やかな風…
庭園を飛び回る蝶などの虫たち…
そして、緑や花の香り…
毛穴まで開いてくるような気持ちになって来たりしました。
いつも聴覚も臭覚も、視野さえも狭め、色んなものに追われる生活をしていることを感じたりしました。

自分の中の緊張感が解きほぐれていき、せかせかとしていた時間感覚が落ち着いてくるなあと…
知らず知らずのうちに速くなっていた呼吸がゆっくりになってきて、胸のモヤモヤもしていたものも多少晴れてような…
20代くらいまでは、昔の日本の大金持ちが、やたらに豪華な庭園を作りたがる気持ちがあまりわからなかったのでずが、この歳になるとその気持ちがよくわかるような気がします。
まあ、ここも元々は細川家所有のお屋敷ですし…

山手線沿線で便利も良いのに、規模もそこまで大きくなく、それ程知られていなくて、ほっと一息つきたい時に訪れたりしていますが…
来る度に、よく出来た庭園だなあと感じる庭園で、今回は今まで訪れた中でも、かなり気持ちの良く過ごせたひとときでした。

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