このごろのおやつ【カルディのアレ】

Youtubeでよく見るタイトル、


「KALDIのおすすめ商品!」
「無印良品で絶対買うべきもの!」
「ユニクロで買ってよかったもの!」

こういう動画、つい観ちゃう。
なんでだろうね。

特にKALDIのオススメ紹介はよく観てしまう。
この理由はなんとなく分かる。

私はいつもKALDIでは商品を眺めるだけで終わってしまうタイプの人間だからだ。


KALDIの店舗はどこも例外なく商品が左右上下にビッシリ置かれていて非常に狭い。どこを見ても食べ物食べ物食べ物。

客が入らずガラガラのKALDIなんてそうそうなく、ちょっと進めば人とぶつかり、お互いに道を譲りながら店内を一周するのだ。
私は近くに人間がいるとそちらが気になってしまうタイプのため、買い物中もやがて「あの人が来る前にあの売り場に行こう、、」と、買い物より経路確保が優先になってしまう。
気になった商品を見に逆走するのもまぁ面倒になってまた今度になるのだ。

通路が広くてゆったり快適に買い物できるKALDIってあるんだろうか。

そして物量のみならず情報量も多い。
商品名が読めないもの、用途がよくわからない調味料、初めて見る味のカレー、普段スーパーで見たことのない商品だらけだ。
慎重派の人間としてはこのようなモノに対してあっコレおいしそー買っちゃおー!と即決することはできないのである。

KALDIはそんな過酷な環境にあるため、私はなかなか購入に至ることができない。
そこで冒頭のようなオススメしてくれるメディアがとってもありがたい。

KALDIは場所によって品揃えが多少異なるらしいが、どこの店舗にも置いてあり、かつどのオススメ動画を観ても必ず出てくる商品。



それがコイツだ。


KALDI パンダ杏仁豆腐

ものすごい当て字かと思った



あまりに色々なところで絶賛されているので一度は試さねばなるまいと思い購入してみた。

大サイズ(537 g)と小サイズ(215 g)があるが、初戦のためひとまずは小サイズを購入。

紙パック飲料のように見えるがストローを刺す場所はない。
紙パックの端をハサミで切ってドゥルンと出す。
チョキチョキするのがなんだかひと手間だが、皿へドゥルンしたときの感覚はちょっと気持ちいい。
プッチンプリンをプッチンしたときの5倍は気持ちいい。

ドゥルンしたものがこちら。

切り分けたら冷奴に擬態できそうだ


まぁまぁ弾力があってムチッとしており、寒天で固めたタイプの感触とは全く違う。

味は生クリーム?ミルク味?が強く濃厚な牛乳プリンのよう。
しかし原料を見てみると生クリームも牛乳も入っておらず、植物油脂と脱脂粉乳でリッチ感を出しているようだった。

結論、おいしい!

杏仁豆腐と聞いて私が連想するのは、中華料理店のランチサービスで付いてくるひし形に切られた寒天のポルポル食感が特徴的な爽やか(味が薄いとも言う)タイプのものだが、それとは全くの別物だった。
濃厚なプリンが好きな人はきっと好き。

皿とハサミが必要なため、おうちに人を呼ぶ時なんかに大パックを切り分けて出すと喜ばれそう。


他にもKALDIで気になるものがある。
一昔前にバズっていた、たらこスプレッド。
茹でたパスタと和えるだけで濃厚なたらこパスタになるという見た目もツブツブたっぷりの非常にそそる商品だった。

私は家でパスタを茹でることはないのだが、これをパンに塗ってトーストしたら、、うどんに絡めて出汁醤油を垂らしたら、、アツアツご飯にのせて鰹節を舞わせたら、、と考えるとヨダレが止まらない。
しかし残念ながら店頭では見たことがない。

KALDIオリジナル商品ではなくマリンフード㈱の商品だったため、どの店舗にもあるという訳ではなさそうだ。

本気で食べたければ通販で探すこともできる。
けれどこういう「見つけたら買いた〜い!」くらいの商品って、たまたま見かけて買うのが嬉しいんだよね。



余談になるが、今、ものすごく食べてみたいものがある。
クムギュルジョングァという韓国の伝統菓子。
金柑を甘く煮て乾燥させたもので、大食いasmrチャンネル「MIYU ASMR」で見つけたのだが、透けたオレンジ色に輝くグミのような見た目がなんとも美しい。
しかし飲食店はおろか、通販でさえ販売しているところがまるで見当たらない。
作るのに手間がかかり、長持ちするものでもなさそうなため仕方がない。
でも食べてみたい、、!
クムギュルジョングァ、、、!!!

本当に美味しそうなので、詳しくは是非動画を観て欲しい。

この飽食の時代において「食べたいけど手に入らない食べ物」がまだ存在するということ。
私はこれにささやかな喜びを感じる。


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