このごろのおやつ【そうかんのれんこんチップ】
そうかんのれんこんチップ 梅味
最近これにどハマりして3日に1回は食べている。
![](https://assets.st-note.com/img/1708763094037-0T5wD8jXBC.jpg?width=800)
発売して1年経たないくらいらしい。
製造しているのは壮関という会社で、
この会社のことは知らなかったが、茎わかめ、ドライフルーツ等素材菓子を中心に製造しているよう。
健康志向需要に応えるためか、スーパーコンビニ至るところで販売されている。
マーケティングではすぐに「健康志向」というワードが出てくるが、健康志向はブームで終わってほしくないと切に願うし、基礎知識としての栄養学はもっと一般教養として広まってほしい。
クロロゲン酸が脂肪燃焼に効くだとかそんな話ではなくて、なぜジャンクフードばかりだと肌髪爪がボロボロになるのかとか、なぜ丼物一品だけより定食の方が良いのかとか、そんなことを知っておくべきだよと思う。
私に栄養士の資格はなく浅〜い知識しかないが、
口にしたものが何で構成されていて、身体の中でどんな働きをして、どのように代謝されるのか、それは薄〜っすら知っているつもりだ。
現代人全員それくらいの知識は持っていて損はないと思う。
ヴィーガン過激派も、それを揶揄する人も、
ヴィーガンがもたらす結果でなく、結局は過激な思想と言動にしか目がいってないなぁと個人的に思う。
好きにしたらええさ。
食べるものを好きに選べるなんて、
なんて素晴らしい生活だよ。
なお、それでも私は着実に体重を増やしている。
ああ飽食の時代。
健康を損ねない具合に飲食楽しんでいこう。
それはそうとして、このれんこんチップは健康志向を抜きにしてもかなりのお気に入りである。
「〇〇チップス」と名のつくものは大抵油で揚げている。
バナナチップス、ポテトチップス、そしていかにも健康に良いですよという雰囲気を醸し出しているこのれんこんチップも例外ではない。
油を通っているからこそ、このバリッバリの食感、このコクなのだ。
それでいてポテチよりだいぶ分厚く噛み応えがある。
個人的に「すぐ口から消えてしまうもの」はおやつにあまり向かない。無限に食べてしまう。
パッケージの通り食物繊維が豊富であるため、
よくよく噛んで食べることができ「食べてる感」を得やすい。
そして味だが、塩気も酸味もかなり強い。
ガリガリとした食感も相まり、優しげなパッケージとは裏腹にかなり脳にガツーンとくる奴なのだ。
この酸味と食感と塩気を感じながら、
分泌された唾液によって刺激が和らぐのを待ち、
最終的に残るレンコンを噛みしめる、、
無性に目を閉じて味わいたくなる奴だ。
ちなみに「のり塩味」というのもあるらしいが売っているのを見たことがない。
梅味の刺激に慣れてしまうとのり塩味では満足できないかもしれないな。
ちなみにこのれんこんチップ、食べる時には少々注意が必要である。
その理由は大量にまぶされた赤い粉だ。
これこそがすっぱさの素であるが、気を付けて口に運んでいるつもりでも簡単にこぼれ落ちる。
そしてこぼれた粉は赤いため少量でもそこそこ目立つ。
職場のデスクで食べた際、ふと机を見ると白地に赤の点々がよく目立ち、あの虫を彷彿とさせた。
小学生の通学路で道草を食っている途中、
アスファルトを凝視していると現れる、あの小さくて赤い虫だ。
食べ物の記事で虫の話を出すなという感じではあるが、あの虫はタカラダニというらしい。
アカムシと呼んでいたが勘違いだった。
この食べづらさとバリバリ音が響くという点で、
れんこんチップは残念ながら仕事中のおやつには向かないのであった。
音楽にしろ食べ物にしろ服にしろ、
一度気に入るとそればかり選んでしまうタチだ。
もうしばらくれんこんチップにはお世話になるだろう。
一応、自分の中ではいつも
「気に入ったものをリピートしたい自分」と
「新しい経験を求める自分」が
小競り合いをしている。
そして大抵は後者が身を引く。
でもやっぱり、
食べたことのないものを食べていきたいよなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?