県外発送
独学で作っているねりきり
今まで人前に出たのは
去年の茶と和菓子の喫茶室を
日本画展の傍で出した時のみ
それほど作り続けているわけではなく
思いついた時や季節の変わり目に作ったりする
ひとりでネチネチ指先を使って
集中できるところが好きだ
そんな練り切りを先月知り合った
大阪でお茶事をされている方が気付いてくださり
声をかけてくれた
毎月和のカルチャー講座をひらかれており
11月の回のお茶菓子に
依頼したいとのことだった
県外発送はしたことがなく
生モノだから一旦断ったが
その方と知り合うきっかけになった
ヨガの先生に
練り切り冷凍で送れるよ
と教えてもらい引き受けることにした
和のカルチャー講座は
依頼をくれた方とヨガの先生のおふたりで
開催されているものだ
11月のテーマは
「和の恋の歌」
万葉集から恋の和歌についてのお話みたい
和の恋の色
‖
紫
がわたしの中で浮かんだので
紫のお花
‖
桔梗をイメージして10個の練り切りを仕上げた
金木犀の琥珀糖も付けて
24日の講座終了後
お褒めのお言葉と
講座でのお茶会のお写真をいただいた
好きなことをただ続けているだけなのに
こうして誰かの目に止まって
興味を持ってもらい
お仕事になったねりきり
とても嬉しかった
このご縁を大切にする