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2022年 ふたご座流星群 30分で20個観測!


天文の世界では、年間を通じて3つの大きな流星群「三大流星群」があります。
①8月のペルセウス座流星群
②12月のふたご座流星群
③1月のしぶんぎ座流星群
個人的には、上記の順番で魅力的に感じています。
ペルセウス座流星群は、真夏の夜ということもあり、長時間気軽に観察ができます。また、夏の星座を眺めながら、天の川の一番濃い部分も流星群と撮影できるのでオススメです。

今回のふたご座流星群に関しては、冬の澄んだ空。美しい星空と一緒に眺めることができますがなんといっても冬の夜は寒い。ので、個人的オススメ度は2番目です…ただペルセウス座流星群と比べると、比較的ゆっくりとした速度の明るい流星が多いイメージがあるので、はっきりとした流星が見たい方にはオススメです!

[国立天文台 ふたご座流星群]
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/geminid.html
今回は、テントテントツアーズ事務所の裏庭で観測。
2022年のふたご座流星群は非常に条件が良く
30分だけで20個近い流星が観測できました。

【流星群がたくさん見れる条件とは?】
①天候・気候条件
雲があると見えないのはもちろん、湿度などによっても夜はモヤがかかったり、PM2.5や黄砂の影響でも観察しづらくなります。

②月明かりが邪魔しないか
天気は良くても、月が出ていると観察しずらいです。
満月の日以外は、夜に月が沈むタイミングがありますので、そのタイミングと流星群の極大時間が重なるかどうかが大事です。
*極大時間が日本ではお昼なんてことも多々あります。

③空が開けているか・放射点が見えるか?
少しでも空がたくさん見える場所で観測する方がたくさん確認できるのは当たり前ですが、放射点(流星が流れる起点となる場所)が確認できれば、流れる向きを事前に予測できます。
また、放射点から離れた場所に流れる程長い尾を引いく傾向があるので、地平線が低い場所程オススメです。
流星は、放射点がわからなくても、どこでも観察できます。

④流星群の当たり年かどうか
流星群にも当たり年があります。
しし座流星群などの場合は33年周期で超当たり年(流星雨や流星嵐)が来ますが、その他の流星群でも流れる数には毎年多少なりとも誤差があります。
*三大流星群は、毎年多少の誤差はあるがいつも多い。

ぜひ、毎年・毎月楽しみに星空や流星観測してみてください♪

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