教育コスト

教育コストを投資を受ける側から、投資を自分が行う立場へと遷移しつつある、(正確にはそう信じている)、今になると、教育コストへの考え方はどうあるべきか悩ましくなった。

本来投資を受ける対象というものはより高額な投資を受けるのが「勝ち」なのだろうが、私自身元々コストパフォーマンスの高さとその生徒の優秀さが直結しやすい(例:「塾も行かないで〇〇高校、〇〇大学に行った」は生徒の優秀さを感じさせる)こともあって、優秀さの評価を受けたい気持ちが先行した結果、コストパフォーマンスは高い方がひたすらにいいと考えた。今の某国の科学技術政策と言わんばかりの、竹槍で飛行機を落とせと言わんばかりの発想で、金はかけずにトップの高校にいき、トップの大学へ、そういう考えで生きていた。ある意味、教育投資をする親にとって都合のいい人だっただろう。

ただ、この考え方はミクロにもマクロにも大きな間違いがある。経験して分かったことがある。お金で買うことができるものも多い。お金をかけるべきところは間違いなくある。そうでないところも極めて多いけれども。

私が経験した、お金をかけるべきものについては後で触れたい。ひとまず最初に、お金をかけるべきでないものは何か。

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