通訳業界に自動翻訳の影響はあるか

イカロス出版発行の年刊書籍「通訳者・翻訳者になる本2020」からの抜粋。

通訳者・翻訳者になる本2020

本のタイトルは2020だが、
2019年4月発行なので、
2018年の状況が書かれてあると思われる。

DeepL の日本語対応時期が2020年なので、
まだGoogle翻訳が主流の時期。

2018年というと、
Google翻訳が
ディープラーニングベースになって
2年ほど経っている。

通訳に関わる会社は、自動翻訳に
脅威を感じてないみたい。
ディープラーニング以前の
ぎこちない翻訳が改善された後でも。

ぎこちない翻訳がなおったとはいえ、
自動翻訳は単語の意味を全くとらえてない。
「クッキー」と機械に入力しても、
機械は、クッキーの見た目やら食感やら味やらを
イメージすることができないのだ。
文脈など、つまり、周辺にどんな単語が存在しているかを、
大量の学習データから学習しているだけだ。

2018年時点では、
機械が人間の通訳並みになるのは
まだまだ先だ、
という考えだったみたい。

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