一億円のお買い物
さて、過激なタイトルになってしまっています。
そして、買い物に例えないでという話は無しでお願いします。
なんのことか、というとお給料のお話です。
私立学校は、学校といっても実際は中小企業と変わりありません。
大学附属ならば少し話が変わってくるところもあるのかもしれませんが、基本的には中小企業、独立採算です。
収入と支出のバランスを考えなければいけないのは一般企業と同じなのです。
学校の支出として大きいのはやはり人件費です。
もちろん、施設設備関係もありますが、校舎の建て替えなんかはそんなに頻繁に起こるものではありません。
体育館が足りないから第2体育館を作るとか、自習室を新しく作るというような学校もあるとは思いますが。
さて、話を戻しますが人件費のお話です。
仮に年収を700万として30年働けば、学校が個人に支払う賃金って2億円を超えるんですよね。
もちろん、生涯年収の話はどこの企業で働いても同じで、人間一人が一生の間に稼ぐ金額ってやっぱり億という単位に近い話になってくるのではないでしょうか。
(というか、年金2000万円問題(仮)もありますし、そうであって欲しいと思います・・・)
採用試験を受ける側が、ラクをしたい、私学ならまだ自分のやりたい教育ができるはず、できるだけ高いお給料をいただきたい、という思考に走りすぎてはいないだろうか。
まぁ、私もそのような立場で記事をここまで書き続けていたわけなので、この考え方自体は否定しません。
まぁ、私もラクはしたいし(身体に負担がかかるほどの勤務はしたくないという意味で)、自分のやりたい教育はしたいし、できるだけ高いお給料はいただきたいというのは確かです。
確かですが、その頂いているお給料分の仕事はそれなりにちゃんと返していると思っています。
時間外の添削指導も当然していますし、広報活動や営業活動のお手伝いだってあります。
よし質のいい試験問題を作るなど努力もしていますし、常に良いものを追い求める姿勢は失っていないと思っています。
先日、ぶら下がり社員の記事を読みました。
企業にもいる妖精さん(はたらかないおじさん)というものにも通じるところはあると思います。
自分の待遇のためだけではなくて、組織のためにどこまで貢献できるのか。
所詮は中小企業なので、工夫しなければ危ない私学もあると思います。
特に地方都市であれば公立優位の地域だってあるはずです。
当然、学校側だって、人をみる教員という仕事をやっている人が面接官なわけですから、取り繕ったものなんかはバレてしまいます。
受付での数十秒の会話からでも人間性がにじみ出ることってありますよ。
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