【備えあれば憂いなし】リストラの前兆と備えておきたいこと
コロナ禍をキッカケに、日本社会の“働き方"も抜本的に変わりました。
それに伴う業績不振や、社内の不穏な空気など「なにかヤバイ感じがするなぁ…」と思っている方も結構、多いのではないでしょうか。
超大手企業ですら希望退職者募集を発表するなど、今こそ「備え」が必要とされるタイミングかもしれません。
今回は、企業に見られるリストラの前兆とリストラに備えておきたいこと、さらにリストラ勧告をされた時の対応などをまとめました。
万が一のために最後まで読んでいただけると嬉しいです。
企業に見られるリストラの前兆
【リストラの前兆】
・管理職クラス以上の人事異動
業績や会社が安定していれば、経営層の人事が突然変わることはほとんどありません。
社長や役員、管理職クラスの急な人事異動や退職が多発している場合は、要注意です。
・経理担当や人事担当の残業
経理や人事担当者の残業が続いたり、休日出勤が多くなっている場合は、企業の経営状態が悪化している場合があります。
そのための資金繰りやリストラ対象者を選定している可能性があります。
・極端な経費削減
それまでは認められていた交通費や消耗品などの購入に極端な制限がかかったり、社内行事の縮小や中止といった経費削減も業績悪化が原因かもしれません。
・給与や賞与の遅配
給与や賞与の支払い遅れや分割払いなども、業績不振の可能性があります。
普段あまり気にしていなかったことでも、もしかして…という目で企業のちょっとした変化に気を付けておくことも重要です。
リストラに備えておきたいこと4つ
◆3年先のキャリアプランを立てておく
会社に勤めていることとは関係なく、3年先にどんなスキルを身につけ、どんなプロジェクトに関わりたいのかなど、キャリアプランを立てておきましょう。
キャリアプランを立てておくことで常に前向きに仕事に向き合うことができ、それはリストラ回避にもつながり、万一リストラされたとしても次の転職活動を有利にしてくれます。
◆会社の制度を最大限利用する
資格支援制度を使って資格取得を目指したり、語学力を磨いたり、自分のスキルアップになる勉強を進めておくのもおすすめです。
それまでの経験にプラスして新しい知識や技術を積み重ねておくと、いざ転職となったときでも必ずキャリアアップに繋がります。
◆転職サイトなどに登録しておく
転職活動とまでいかなくても、転職サイトなどを探し、登録しておくこともおすすめします。
40代向けやIT業界に特化したサイトなどもあるので、自分に合ったサイトを複数見つけて登録しておきましょう。
◆貯蓄を増やす
いざリストラされた場合に最も困るのが経済的な問題です。
貯蓄はできるだけ早めに、毎月少しずつ始めておきましょう。
経済的にゆとりがあれば、転職活動も余裕をもって取り組むことができます。
リストラ勧告された時
◆すぐに返事をしない
リストラを勧告されても、焦ってその場で返事をしないこと。
まず家に持ち帰って、今後の身の振り方を家族と相談しましょう。
会社を辞めるのか、条件次第で辞めるのか、もしくは会社と交渉して待遇を下げてとどまるのか、といった道があります。
やけになって「こんな会社すぐに辞めてやる」などと思ってはいけません。
転職するにも準備や活動に時間がかかるため、なるべく退職時期を伸ばしてもらったり、人脈を使って転職先を探すなど、自分に有利になる環境作りを心がけましょう。
◆経験業種以外への転職も視野に入れる
リストラ勧告されて転職を考えた時に、経験業種業界に固執せず幅広い分野でのキャリアプランを検討してみるのも選択肢のひとつです。
例えばIT業界で働いていたとすれば、ITに特化した人材サービスや営業といった職種へのキャリアチェンジや、IT系のスクール講師などといった道もあります。
この記事が参考になる時が来ないことが一番なのですが、もしもの時に備えて動いていくことは結果的に現職でのキャリアアップにもつながります。
少しずつスキルを磨きながら、会社の動向をきちんとチェックしていくのがおすすめです!
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