転職成功!の後に知っておくべき「退職トラブル」回避術
こんにちは、転職できるくんの川辺です。
前職での経験を活かし、転職活動を成功させ、「さぁ、新しい職場で活躍するぞ!」と、新たな気持ちで一歩を踏み出したのに…前の会社や転職先によってトラブルが発生してしまった!というケースがあるのをご存じでしょうか。
今回は「機密保持」「試用期間」について注意点をまとめました。
不正競争防止法に注意!
機密の漏洩は、場合によっては「不正競争防止法」という法律に抵触する可能性があります。
具体的には、外部には公然と知られていない技術等を競合他社に漏らしてしまう場合などです。
例えば、門外不出の秘伝スープで人気のラーメン店に勤めていた人が、他のラーメン店に転職し、その門外不出のスープの作り方を教えてしまう、というケースなどです。
前の職場での経験が長い方は特に、自身の技術と会社の技術の区別が難しいですよね。退職トラブルを避けるためにも、就職活動を始める前に、きちんと整理しておきましょう。
公然とは知られておらず、会社がその技術によって利益を出している場合には該当する可能性が高いので、特に注意が必要です。
機密保持契約は細かく確認!
退職する際、前の会社との間で機密保持契約を結ぶ場合があります。
先ほどお話しした不正競争防止法に抵触する営業秘密以外に、人事配置や経営方針についても、退職後数年間は話してはいけない、という内容が盛り込まれている場合があります。
この契約に違反すると、前の会社から賠償請求や退職金の返還などを要求をされる可能性があります。
退職トラブルを避けるために、契約内容はよく確認し、不明瞭な点はきちんと確認しておきましょう。
また、法には触れなくても、民事訴訟に発展し、前の会社側が勝訴、賠償請求されたという判例が多いので注意が必要です。
突然の解雇通知!?転職後も気を抜けない理由
正社員として採用される場合でも、最初の数か月は試用期間とし、期間を満了した後に正式雇用する、というのはよくある採用の流れです。
この試用期間中に前の会社との退職トラブルが発覚し、解雇通知を受けるというケースもあるようです。
雇用した会社側からすれば、試用期間後に大きなトラブルになる可能性がある人を正式雇用するのは難しいというところでしょうか。
せっかくの就職活動の成果を潰すことのないよう、充分に注意する必要があります。
せっかく勝ち取った転職先を逃してしまうと、経歴はもちろん精神的にも大きな負担になってしまいます。
転職後も気を抜かず、退職時の書類や機密保持についてしっかりと確認を行うのがおすすめです!
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