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自転車は空を飛ばない 一般市民の民事裁判初体験記

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小さな事故が事件になって、そして訴訟になるまでとなってから。
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#揉め事

突然、弁護士がやって来た(3)一般市民の民事訴訟初体験記【11】自転車は飛ばない

この連載も10回を超えました。お互い様の精神で、話し合いができれば、何とか解決できるご近所の問題が事件になっていく様を御覧いただいています。裁判というのは、すぐにそうなるものではないのです。  このケースは単なる事故が完全に事件となって来ました。Y氏の安易な弁護士の送り込みがこの後、どのような展開を引き起こしたかを記していきます。送り込まれた弁護士の言動にも注目です。 前回よりのつづき・・・ 突然の弁護士の来訪を受けたその翌日。 2017年11月10日(金)19時頃

突然、弁護士がやって来た(2) 一般市民の民事裁判初体験記【10】自転車は空を飛ばない

 うっかりでやってしまった事故。誠意をもって賠償すればなんてことはなかったことでした。手前味噌ですが、相手方(つまり私ども)は、事を荒立てることはしないで、今後のご近所付き合いを大切にと思っていたタイプ。  どこをどう考えてこうしたのか分かりませんが、Y氏が採ったのは代理人を担う弁護士に依頼して、相手方に差し向けたこと。この弁護士が、稀代の火付けの名人だった(本人はそうは思っていないが)とは、この時のY氏は露ほどにも思っていなかったでしょう。  前回よりのつづきです・・・