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コロナ時代を生きぬくための聖書のことば(20)~守護の天使に守られて

神様が天使を送ってライオンの口を閉ざしてくださいましたので、わたしはなんの危害も受けませんでした。
                         ダニエル書6章23節

聖書のところどころに天使(御使い)が登場します。
私たちは、三大天使といわれる聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルのことはどこかで聞いたことがあるでしょうが、守護の天使についてはあまりピンとこないのではないでしょうか。
 
しかし、冒頭の聖句に書かれた天使は、ダニエル自身にたえず付き添っていた天使だったことは間違いありません。
当時、ダニエルは、ダレイオス王のお目にかなって選ばれた大臣の一人でしたが、それゆえに役人たち妬まれ、一計を謀られて「王さま以外にはお祈りをしていけない」という法律を王は発布せざるをえなくなってしまったのです。

その結果、役人たちは「ダニエルが王さまの法律に背いて自分の神さまにお祈りしました」と告げ口に及び、王はダニエルをやむなくライオンのいる洞窟に投げ込まざるをえなくなりました。
でも、ダニエルは天使によって守られ、あの獰猛なライオンの餌食になることからまぬがれることができたのです。
 
このダニエルの体験ほどではないにせよ、私たちも自分の人生を振り返ってみると、それに類するなにがしかの出来事に遭遇しているのではないでしょうか? 

私の場合、車を運転中、思わぬ事故に遭ってしまったことがあります。
いつものように仕事を終えて帰宅する途中、自宅近くまで来たので気がゆるんだのでしょうか。
信号のある交差点に入ったとき、いきなり右から走ってきた小型トラックと出合い頭に衝突してしまったのです。

気がついたときには自分の車が道路の端に寄せてあり、茫然としたまま車から降りて自分の車を点検すると、運転席後部座席のドアがえぐられたように大破していました。

危機一髪とはこのようなことを言うのでしょう。

救急車で運ばれて診察などを受けたのですが、奇跡的にも無傷で、思わず神さまに感謝の祈りをささげたことでした。

それにしても、なぜか衝突した瞬間のことは鮮明に覚えていて、全く衝撃音が聞こえなかったのが不思議でした。
一瞬、私自身の体が真空の真綿でくるまれたような感覚となり、私は「守られた!」と思いました。

それまで車に乗る際には、必ず十字のしるしをして守護の天使へのお祈りを怠らずに発進していましたから、天使によって守られたことは疑う余地がありません。

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