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#22 「きっと」は「たぶん」より確実で「おそらく」より愛がある

画面を眺める時間はいつも電車に揺られている気がする、最近。あっという間に1日が過ぎて、気づけば11月で、気づけば冬はすぐそこに来ていて、今日も電車に揺られてる。1日が終わる。

ダイヤの乱れた田園都市線に揺られる今日は、3分遅れているらしい。正しく動いてる日はあるんだろうかと路線名で検索するとみんないらいらしてる。そんなつもりじゃなかったのにな。

予定通りの時間に電車が来なくて、少し遅れて目的地に着くこと、たまたま1本前の電車が遅れてきて、それに乗れたから一足先に到着できること。こんなはずじゃなかったと思う日があること、こんなこともあるんだ、と思える日があること。

なんだか今の自分に似ているなと思った。ダイヤの乱れはマイナスなことばかりではないのかもしれない。

社会人になってから、恋人と出会ってから、海外のメンバーと仕事をするようになってから、人間らしい感情を素直に抱きしめて生きている気がする。嬉しくて笑う日と悔しくて泣く日が増えた気がする。そしていい意味で期待してもらう機会も増えた。そんな時はかならず、「Emmaちゃんならきっと大丈夫」と言葉をもらう。

「きっと」は、愛だ。
そこに確証などないのに祈りと愛がこもってる。

きっと上手くいく、きっとこうなる、きっと叶う。その時点で何も無くても自分を「そう思わせる」ことが大事で、「そう思える」ことが実現に繋がる1歩になる。

「チャーリーとチョコレート工場を見た10歳の自分は10年後ウォンカ役をやるなんて思ってなかった。夢は追い続ければ叶う」と、ティモシーが言ってた。

じぶんは、きっとこうなるんだ。なんて夢をいつから見てないんだろう。いつのまにか、叶う可能性のあるキャパシティーの中で夢を図ってしまっている気がする。

地上にでると冷たい風が吹いた。
大きく息を吸って吐く。明日はどんな日になるんだろう。

あっという間に日々が過ぎる気持ちになる。でもそんなことはない。こんなはずじゃなかったと思う日があるし、こんなことがあるんだと思う日もある。毎日は濃くて、毎日に恋してる。

そんな日々を送っている。これからも送る。
きっと、送っていける。

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