見出し画像

生まれて来てくれてありがとう、は宇宙語でなんていうの?鶴房汐恩くん。

21年前の2000年12月11日
ひとりの男の子が産まれました。

2年前の2019年12月11日
ひとりのアイドルが生まれました。

”鶴房汐恩”

衝撃だった。
「多分好きにならない」

「好き」
に変わる瞬間、胸が焦げるように熱くなって
全身に血が巡ってどきどきして
手がしびれて、脳が疼いた。

リアルタイムでオーデション期間の君を眺めることは、どうあがいたってできないしあの時の男の子には会えないけど。
会わなくてよかったと思う。
多分、冬が終わってあったかくなった季節に、
新しいことが始まるあの季節に君に会うことが運命で、必然だった

始め、君を見た時はあんまり良い印象を抱かなかった。
だけどオーデション番組を通してあなたの芯に触れて、
本能的に心が動いてしまった。気づいてしまった。
”一生懸命で、真っすぐな人だ。”
それは自分に対してだけでなく、誰かに対しても。

自分の目指すところにたどりつくまでは妥協しないし努力を惜しまない。
涙をながすこともあったけど、
わたしの記憶の限りそれは自分自身にじゃなくて
”誰かを想って”の涙だった気がする。
オーデション中仲が良かった子が順位発表式で呼ばれたとき、
離れた席に座っているのに嬉し涙を流しながらかけつけて、抱きしめている姿を見た。それも、何度も。
1回だけじゃなくて、全部の順位発表式で。発表式中も何度も何度も椅子を立って駆け寄って、自分のことのようにうれしそうにしてるから、覚えてなかった練習生の子たちのことも覚えられたよ。

家族や友達は仲間のことが大事で、何より、家族のことを話そうとするとすぐに目に涙を浮かべてグレーのブレザーに染みができてしまうくらいぐすぐす泣いてしまうのを見て、普通の19歳の男の子なんだと思った。

悔しかったらそのまま表情に出てしまうところも愛おしくて、
ふにゃあって笑うところがかわいい。
自分が心に決めたことはやり遂げる、1番になる、の強い気持ちのせいか
わたし含めトレーナーさんや多くの人を戸惑わせてしまったかもしれないけどわたしはその真っすぐさが大好きで、それは誰にも真似できないと思う。

ー色に例えるなら、何色ですか?ー
「透明。強いて言えば白。何にも染まらない白。」

メンバーカラーを決める時も「透明で」と言っていて、
ふざけている様にも聞こえるけどいたって普通だった。
先々のことを考えてグレーになったけど、
わたしのなかでしおんくんは雪のような白で
ひだまりみたいな赤で
時折見せる落ち着いた表情の青で
支えてくれる緑で
暗くて興味を惹かれる顔をもしてしまう黒で、
透明なんだ。

「何にも染まらない透明」

わたしは一般人だから君がいる世界の9割、いや11割分からないし
想像もできないけど、きっと”染まらない”って難しいと思う。
何をしていたって心は揺らいでしまうし、芯はブレてしまう。
自分の中で大事にしていたものが、知らない誰かやふとした瞬間になにかに傷つけられて形が無くなってしまうかもしれない。
だけど、君には「変わらない」「染まらない」で居てくれる。

2019年の12月11日がなければわたしはきみにこうやって思いを馳せることも
幸せをもらうことも笑顔やあったかい心に触れることもなかった。

2000年の12月11日がなければ、そもそも出会う道すらなかった。

お誕生日、おめでとう。
幸せであふれる21歳になりますように。


この世界に存在してくれるアイドル、全員に言える事だけどね。
今日こそ、たくさん言わなきゃいけない日はないと思うの。
デビュー日とか、結成日とかで言うこともあるけど、今日なの。
聞き飽きたかもしれないけど今日は何回だって言うし、
来年も再来年も、この言葉を言える日が続きますように。

アイドルになってくれてありがとう。
生まれて来てくれて、ありがとう。

いつかのメールで常套句を送ってくれてから、大好きになって聴く度に君を思い出すよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?