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【与え合い】

「キング牧師」の呼称で有名な
 
マーティン・ルーサー・キングさんは、
 
 
 
 
「人生の意義は、
 
あなたが人生から逃れることでなく、
 
何を与えるかなのです。
 
これがわかれば人生は豊かになります。」
 
 
 
 
という言葉を残しています。
 
 
 
 
また、「経営の神様」の異名を持ち、
 
パナソニックホールディングスを
 
一代で築き上げた松下幸之助さんは、
 
 
 
 
「やっぱり奉仕の心を忘れたらいけない。
 
われわれはお互いに奉仕しあっているんや。
 
ぼくは諸君に奉仕している。
 
諸君もまたぼくに奉仕をしないといかんな。
 
お互いに仕えるということやな。
 
仕えあうということが非常に大事や。
 
これを忘れたらいけない。
 
その心持ちがなかったらあかんで。
 
そういうものがお互いの絆をつなぐわけや。
 
それが人間の一つの姿や。」
 
 
 
 
と、話されていたそうです。
 
 
 
 
人に与える。
 
人のために尽くすことで
 
人との繋がりが強くなり、
 
人生がより豊かになっていくんですね。
 
 
 
 
天理教でも、おやさまは、
 
 
 
 
「持ち合わせている者が、
 
互いに出し合って、
 
これを小遣いに持って、
 
さあ行っておいでや。と言うて、
 
出してやってこそ、兄弟やで。」
 
 
 
 
と、仰られておりますように、
 
それぞれが持っているものを出し合う、
 
与え合うことが、陽気ぐらし世界の
 
一つの形であることを
 
学ばせていただきます。
 
 
 
 
また、おさしづに、
 
 
 
 
「皆持ち合い運び合いの心持って、
 
運び合いというは、
 
兄弟なら兄弟のように、扶け合い、
 
皆めん/\の事に合わせば、
 
皆めん/\そうであったら/\、
 
人間は、かりもの分からんから。
 
かりもの分かれば、扶け合いの心浮かぶ。」
 
 
 
 
と、ありますように、
 
身の回りのすべてのものは
 
神様からの借りもので、
 
自分のものではありません。
 
 
 
 
自信が所持しているものを、
 
「自分のモノ」だと解釈していると、
 
そこには”執着”が生まれて、
 
与えることに躊躇してしまいます。
 
 
 
 
ですが、すべては神様から一時的に
 
お借りしているだけに過ぎず、
 
自分が所有しているものだと思わなければ、
 
惜しまずに与えられるのではないでしょうか。
 
 
 
 
所有者は神様で、
 
管理される場所が変わるだけ。
 
という意識で、
 
惜しまずに与え合う、たすけ合う姿を
 
神様は望まれております。
 
 
 
 
「内々互いに大切の理を分かれば
 
内々睦まじいという理を分かる。」
 
 
 
 
ともありますように、
 
利己的な考えではなく、
 
お互いが利他の心、
 
与える心を持つことで、
 
人間関係もうまくいくんですね。
 
  
 
 
「これが欲しい。」
 
「こうして欲しい。」
 
と、欲しがり求める心を
 
一旦横に置いて、
 
 
 
 
「何が欲しいんだろう?」
 
「どうすれば喜ぶだろう?」
 
と、与える心に切り替えて
 
神様に喜んでいただける心で
 
通らせていただきたいですね。

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