増井りん先生が教祖から聞かれたこと 11 ふくのたのしみ 2023年7月7日 08:39 増井りん先生が、中南の門屋の西側のお部屋で教祖にお仕えしておられた時、「おりんさん、ときさとしやで」と仰せられて聞かせていただいたお話。それが古い赤い罫紙の書物に書き込まれて残っているという。以下に記すのは、それを山本よしを先生が一言一句もらすことなく一生懸命に書きとったものである。けふまでは何も知らずにゐるけれどあすにちを見よ おおかんの道どのようなむつかしい病でもつとめ一条でたすかるのやで。しんじつの助け一条の心なら何いわいでもしかとうけとる聞くものはない見ているものはないからとて、一寸の埃はつき易い。こんなこと位と思つていても皆、神にこたへる。ちりも積れば山となる。針でついても身の内にこたへる如く、小さなほこりでも神の身の内にこたへる。人間心がまじるから結構な理をうづんでしまう。世界中天理王命としてひゞきわたらす。(小寒様の事)からてんじくから唐人が拝しに来るぜ種のまき様によつて一粒万倍たんのうは前世いんねんのさんげ掃除をするぜ、ほうきがいる。つかいよいほうきはいつまでも、つかいにくいほうきは一度ぎり捨てて仕舞う。借物貸物これが第一。さとすばかりで理がわからんで。結構という心に理をおさめねばならん。これは火にも水にもとけん。口先の結構ではいかん。しんの結構でなければならん。何程衣食に不自由なくても身上病んでゐるほど不自由な事はない。年とつて現はれて来る理は因縁これを信心のおかげで大難を小難因縁悪い中からでも喜んど(原文ママ)通らしてもらへば切つて頂く。とりくさの理、木三つ草六つとりくさの湯の結構に理が結構や、木三つは三つ身につく、草六つはろつくにおさまる。合せて九つは苦がなくなる。お守り頂くから身内自由用お守りの理(悪難よけのお守り)六つ針止めは六代おさまる。中の神様は五分、人間はじまりの時の形。ナムナムで三日三夜さに九億九万九千九百九十九人を宿し込み下された理により、三寸に三寸(十二の頭に三つのけん)東西南北ギ様とミ様と人間宿し込みになつて起きられた方向によつてきまつた。北まくらで宿しこまれてギ様が起きられた方北、ミ様が起きられた方南。道の中のその中の誠の道に入りながら、道が暗けりや火をともせ、燈つけたら明くなる昼の日中も暗くなる。夜が昼やら昼が夜やら。 註 ここだけ増井先生の説明を頂く。「このおことばは道一条で通つている人へのおさとしである。自分の事は人に聞かしてもらはねばわからん。火をともせとは教理を聞かしてもらへという事、教理をおさめねば、昼日中でも、まつくらな心で居らねばならん。今迄の道はしるしをうつて組んでゆくようなもの、くい違つたら合わせんで。いかほどの意見立腹もかわいい故にするのやで。学問々々と云うて学問で行くか、書物何万つんでありて助かるか、神の一言で助かるのやで。「おさづけはつつぱりやで。」理と理とにより現われてくる。三三が九で苦がなくなる。神の結構な理を頂いて御めう代となつて願うからどんな病も助かる。山本よしを「一冊の古いノートから」(『みちのとも』,昭和39年7月号,p.44-45) ダウンロード copy #学問 #教祖 #教理 #増井りん 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート