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おかきさげは何枚?

ようぼくのみなさん、「おかきさげ」を見たことありますか?

もちろん、ありますよね。

おさづけの理の拝戴時に受け取りますから、きっと見ているはずです。


ところで、そのとき受け取った「おかきさげ」は何枚だったでしょうか?

えっ、覚えてない?


  • なんとかして真柱様のお顔を見よう、とか

  • 仮席のとき初めて通る場所に興奮した、とか

  • 詰所に戻ってちょっと偉くなった気分だ、とか

そんなことばかり気にして、おかきさげのこと、大丈夫ですか?



大丈夫です。私も同じでした。

すみません m(__)m
くだらない話は置いといて、本題です。




みなさんが受け取った「おかきさげ」は2枚

です。

1枚じゃないんです。
ちゃんと2枚受け取っています。


これを直接、人に会って説明すると、一定の割合で返される言葉が
「ああ、30歳のあれね」
って言われることが…


違います。
何パターンとか聞いてないし。


30歳未満の人が受け取る「おかきさげ」には「日々には家業という」くだりが付け加えられています。

30歳以上の人が受け取る「おかきさげ」にはありません。

このことと勘違いする人がいるんです。

ん? もしかして私の説明が下手なだけ? あれ…


いやいや、気を取り直して、「おかきさげ」の内容に入りましょう。




1枚目の内容


これは、みんさんがよく知っているパターンの「おかきさげ」です。

ようぼくとしての心構えが書かれています。


さあ/\だん/\の席返す/\の席をして

からはじまって

日々という常という、日々常に誠一つという。

とか

又一つ、これまで運ぶという、尽すという。

と続いて、最後に30歳未満の人は

日々には家業という

となります。


気になる人は、「おかきさげ 全文」で検索してみてください。


2枚目の内容


さて2枚目です。
2枚目には、取り次ぎ方が書いてあります。

全文です。

さあ/\だん/\の席だん/\の席、返す/\゛の席をして、さあ一日の日は生涯の心一つの理を以て席とす。

さあこれまでだん/\返す/\゛の席の順序、一つの理一つの心いつ/\事情。

又、一日一席事情、生涯の事情生涯の心いつ/\事情。

さあ、これより先永く事情先永い事情に、たすけ一条のためこうのうの理を渡し置こう。

さあ/\授けよう/\。

あしきはらひたすけたまへ天理王命、と、これを三度又三度又三度三三三、さあ理を授けよう。

さあ/\受け取れ/\。

(※ 読みやすいように改行を追加しています)

私が勝手にいちばん大事だなと思っている部分があります。

それは最後の2文です。

さあ/\授けよう/\。

さあ/\受け取れ/\。

です。

親神様から「授けよう、受け取れ」と言われているんですね。


「私のおさづけは効かないんで」という人がいます。

年配のご婦人の方に多い印象です。

謙遜しているのかもしれませんが、「授けよう、受け取れ」と神様から言われているのに、「いいえ、いりません」と答えてしまっている気がします。




ちょっと脱線して「さづけ」についての「おさしづ」を引用します。


さづけ/\の処、よう聞き分け。
日々の席をする。
席をすればさづけは渡す。
(...中略…)
なれど運ばねばならん。
そんならその者にはやろう、この者にはやらんというような隔ては無い。
今貰うて直ぐとほかす者でも渡さにゃならん。
(明治23年7月7日)

別席を運べばさづけを隔てなく渡す。
すぐに捨ててしまう者にも渡さなきゃいけない。

と、言っています。

直ぐとほかす者でも渡さにゃならん

重いですね。




話を「おかきさげ」に戻します。


本部のホームページを見ると、

「おかきさげ」は、ようぼくの“心の定規”となるものですから、繰り返し拝読しましょう。

https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/otasuke/mijo/

とあります。

また、おさづけ拝戴後の仮席でもそのように聞かされたと思います。

せっかくなので、この機会にしまい込んである「おかきさげ」を引っ張り出して、ちゃんと2枚あるが確認してみてください。

で、全文を読んでみてください。

あと「おかきさげ」には朱色の筆で書かれた数字があります。

その数字を見たら、きっと懐かしい思い出がよみがえるはずです。


まずは自分の「おかきさげ」を探すところからですね。


おまけ


「おかきさげ」の詳しい解説は下記のブログを参考にしてください。

全部読みきったら、マジでめちゃくちゃ詳しくなりますよ。


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