2022/11/17⑤ 帰宅

やっと一時帰宅することになり、お昼の段取りについて長女と相談。
私が電車で帰れば最寄駅でマックを買って帰ることができるのだが、あいにくナースから返却されたテラ夫の荷物があまりにも重すぎて、とても電車で帰られる状況ではなかった。
(切り刻まれた衣類が入ったゴミ袋1つと、ノートPC含む大変重いリュックが入ったゴミ袋1つ。)
普段、家事育児に大変非協力的な次女が、珍しくマックまでお昼を買いに行ってくれると言うので、助かった。

何も考えずにアプリでタクシーを手配したが、後から思えば大きい病院なのだから、敷地内のタクシー乗り場に行けば流しのタクシーに乗れたかもしれない。
ER病棟を出たタイミングでタクシー到着通知があったが、到着場所がER病棟側ではなく一般病棟側。
袋上部を持ったら破れてしまう重たいゴミ袋を2つ腕に抱えて途中ずり落ちたりしながら頑張って歩いていると、タクシードライバーから着信。
仕方なく一旦膝の上に荷物を乗せた状態でしゃがみ込み、電話に出た。
「ER病棟にいたので今そちらに向かっています。」と伝え、該当のタクシー前に到着するもドライバーがいない。
何故か一般病棟の中で私を探していたようで、しばらくすると走って出てきた。
この段階で「このタクシー大丈夫か・・・?」という不安が芽生える。。。

「経路はどうしましょうか?」と聞かれたので、「一般道路で最短でお願いします。」と伝え、発車。
やはりドライビングテクニックに不安を覚えながら乗っていたら、まさかの踏切の途中で止まる。
(前が詰まっているのにも関わらず、踏切内に侵入してしまった。)
「えええええ!!」と内心かなり不安になりつつ、遮断機は降りることなく一応無事自宅前に到着。(12:45)

持ち帰った大変重い荷物たちは一旦玄関に置いたままにして、その後すぐにマックを買った次女が帰ってきたので昼食をとる。

一息ついたところで、病院から着信。(13:59)
オペをしてくださったNドクター(女性)とは別の整形外科のNドクター(男性)で、「先程の術後説明で洗浄をする同意書をいただいたが、できれば明日プレートも入れてしまいたい。」とのこと。
さっき受けた術後説明と内容が同じである。
しかしこのコロナ禍、ただでさえ医療従事者が大変な思いをしている中、酔っ払って橋から転落なんてアホなことをしたテラ夫に最善を尽くしてくださっているのに、そんな野暮なツッコミは入れられない。
この後また病院に行く予定であることを伝えると、「ではいらっしゃった時に直接画像見ながら説明するので声をかけてください。」案内され、電話を切った。

病院へ出発する前に、テラ夫会社のNさんへiMessageを送信。(14:19)
夕方連絡いただけるとのことだったが、
・私が把握しているテラ夫の出張予定
・出張に伴うホテルと移動手段の予約について
・限度額認定証発行の申請を行いたい
ということについて連絡したかった為、夕方電話をいただいてからそれを伝えると、その時間からまた確認等の連絡をとっていただくことになり二度手間になると考え、オペの結果とあわせて先行してiMessageで連絡したのだ。

眠くてグズグズしだした息子を長女に寝かしつけてもらい、私は電気シェーバーと大きめの不織布バッグを用意して15時前に再び家を出た。
オムツ(テープタイプ)とシャンプー類を買いたくて行きつけのドラッグストアへ行ったが、オムツはあるがシャンプーのトラベルセットが売り切れ。
清拭用の泡スプレーも取り扱いがなく、諦めてオムツだけ買って外に出ようとしたところで「テラ夫嫁さん」と声をかけられる。
振り返ると赤ちゃんを抱っこした男性で、よくみたら同じ職場の方だった。
実はつい最近、家がとても近いことが判明して、「.今後近所で会うことがあるかもねー」なんて話をしていた矢先の出来事だった。
「あれ?今日休みだったっけ?」と聞かれ(その人はシフト勤務、私はカレンダー通りの勤務)、事のあらましを説明すると明らかに困惑した反応。
地元民だからこそ、あんなところから転落することが理解できないし、あんな高さから落ちて生きているということも謎だったに違いない。

同僚の赤ちゃんに癒されつつ、明け方はタクシーで向かった病院へ電車で向かった。

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