見出し画像

新規事業を“作り上げる”に葛藤し、大きく成長した2021年

社内報7月号 株式会社プロフィット・ラボラトリー

プロフィット・ラボラトリーで2021年度年間粗利1位を獲得し「社長賞」を受賞した、熊谷さん。村田社長からは「実行力、タスク管理、挑戦、前向きに取り組む姿勢は全社員の見本!」と言われるほどだ。

そんな熊谷さんの2021年は、満席FAXの営業に加え、2020年から種まきしてきた新規事業「デリバリー出店代行サービス」の責任者として、今までにない“いてて”を経験した一年となった。

満席FAXがコロナで落ち込む中、テスト的に始めたデリバリー事業は、わりと早い段階で軌道に乗り始めた。熊谷さんだけで一度に10社を受注することもあった。しかし土台ができていないうちから一気に受注したことで社内はパンク。クレームもおきたし、クレーム寸前のものも多く、対応に追われた。
「まず何からしたらいいんだろう、どうすればいいんだろうと、正解が分からず精神的にまいりました。でも、村田社長から『上の立場になるほど、正解かどうか分からないけど、やり続けないといけない仕事がある』と教えてもらい、それが心にストンと落ちました。分からないけど、“正解を信じて”やり続ければいいんだと思いました。」

そこで、まずは受注後から運用までの工程表づくりに取り組んだ。今までは受注活動は営業担当が行い、受注後の顧客のデリバリーの数値分析と対策と企画はマーケティング担当が行っていた。しかしこの境界線があいまいで、お互いに何をしているか漠然としている状態だった。また、マーケティング業務は人員に対して負担が大きいことで仕事が回っていなかった。そこで営業とマーケ担当の役割の見直しを行い、お互いに仕事の進捗が共有できる仕組みを作った。

でも、やっていると課題は続々と出てくるもので、「デリバリー、うまくいかなくて・・・」と、雑談レベルで村田社長にこぼすと、「原因だと思う事、全部書き出して、スラックに送って」と言われた。自分では考えているつもりでも、考えることを止めていた自分に気づいた。

自分がやるべきことは、
① 悩みや課題だと思ったことは、原因を全部書き出すこと
② 誰が何をするか決めること
③ 誰がみても分かるような仕組みを作ること
④ 最速で改善と実行を回すこと

これらを常にやりつづけることなんだと学んだ。村田社長の「正解は分からないけど、走り続ける」の意味の中には、常にアップデートし続けることが条件なのだと学び、実際にそれを実行してきた1年となった。

「大阪支社を立ち上げて3年。一人支社で予算は絶対達成しないといけない一方で、新規事業は、かける時間に対して粗利が少なく、めげそうになりました。でも、おかげで、「やるしかない!」という精神がついて、今まで以上にタフになれた気がします(笑顔)。デリバリー事業では、会社のゴールとは別に、『皆が安心してデリバリー事業に取り組める状態にすること』を自分のゴールとしてやってきました。仕組みができたなと思うまで2か月かかりましたし、しんどいこともありましたが、今振り返ると、すごい経験をさせてもらったと思います。」

現在、将来の幹部社員を育てる「次世代取締役研修」に参加している熊谷さん。事象に対して考察し改善策を考える力は、頭一つ抜けている。今後の熊谷さんの活躍に注目です!

取材協力
株式会社プロフィット・ラボラトリー 大阪支社 支社長 熊谷さん
3年前の取材時に「大阪支社長の名前に恥じない実績を早く出します」と意気込みを語っていた熊谷さん。着実にその一歩を進んでいる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?