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おっ母さん社長が通販サイトを年商6億から20億にした改革

社内報6月号 株式会社テンポスドットコム

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株式会社テンポスフードプレイスと業務用厨房機器通販サイト「テンポスドットコム」を運営する株式会社テンポスドットコムの取締役社長である品川絵美さんに、入社の経緯から今後の将来像についてお話を伺いました。


品川絵美さんってどんな人?

いつもニコニコ、40歳の前向きおっかさんというイメージの品川さん。そんな品川さんですが、テンポスドットコムに入社する前はベンチャー企業で1から会社を創ってきた経験の持ち主です。数字にはかなり厳しい一面を持つ一方で、とにかく人と仕事することが大好き。「一緒に何かを成し遂げたときの高揚感は、まるで麻薬ですよ!(麻薬経験はなし)」と笑いながら話します。

ベンチャー企業に勤めていた20代は、売上を作る事と、勉強に没頭しました。8年間勤めた通販会社では楽天スーパーセールの盛り上がりがまだ強かったころ。会社に泊まり込み配送時に使う緩衝材のプチプチを布団代わりに仮眠することも多かったのだとか。1時間ごとに掲載商品を変えては売れた商品の販売データを見てニヤニヤする日々を過ごしました。

その後、テンポスグループの「ステーキのあさくま」での食事がきっかけとなり、facebookで繋がりのあった森下社長とメッセンジャーでやり取りをするように。テンポスグループの通販事業拡大を目的に森下社長が品川さんをスカウトする形で、2013年にドットコムの通販事業責任者として入社しました。

当時、年商6億だったテンポスドットコムも、今や年商20億円の企業です。この7年間、取り組んできたことを挙げるならば、次の3つだと話します。

①グループ会社と良い関係を築くこと
②挑戦を怖れない組織を作る事
③生産性と品質のセットで工夫改善を続ける事

具合的にどんな取り組みや心境だったのか、ここからは品川さんにお話し頂きます。それではどうぞ。


ドットコム改革の3つの柱
①グループ会社と良い関係を築く

入社当初、グループとの連携は上手く取れておらず、テンポスバスターズの店頭で販売している中古品のネットへの掲載率は今の半分以下でしたね。「ネットに載せるのは面倒だ」「うちの店舗の中古品が通販事業部にとられる」と不安に思っている方が多かったんです。そのため、通販サイトに店舗の中古品を載せることで集客が出来ることを数字で証明するしかない、と様々な施策に取り組みました。一方で、ドットコム側もお客様のために、テンポスバスターズの店舗の担当の方との人間関係・信頼関係を築き大切にするようにと指導し続けました。私自身も店舗の方から「新人か?新しく入ったパートか?」と文句を言われることもありましたが、それでも何とか歩み寄れるようにしました。
結果、現在の中古品の掲載率は70%を超え、中古品の売上も5年前と比べて1.5倍となっております。

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2019年度「年間MVP賞」を受賞した時の写真。テンポスグループ従業員1,676名の中から、その年度の実績と会社への貢献度から選ばれる賞


②挑戦を恐れない組織を作る事

はじめは何か方法を変えようとするとすぐに抵抗されました。でもこれは当たり前の事だと思います。そこで、一気に変えるのではなく「まずは少しやってみようよ」とスピードを見ながら進めていると、、一人二人と一緒に進めてくれる人が増えてきて。今では、「在庫確認の順番を変えて効果があるか実験してもいいですか?など、部下自身が改善にも積極的に取り組んでくれるようになりました。そのおかげで現在、(株)ドットコムと(株)フードプレイスの2社を率いることができるようになったと感謝しています。今後もさらに強い組織づくりに取り組んでいきます。


③生産性と品質をセットで工夫改善を続けること

私自身もまだまだですが、経営は「顧客満足と利益を増やすこと」「従業員満足と利益を増やすこと」、この相反することを同時に行うものであると指導を受け、その考えを軸に行動してきました。毎週数値を見ながら改善・課題を出し、翌週に効果を見て、また変えるを繰り返しています。これにより、カスタマー事業部では、1時間当たりの対応件数は昨年に比べて約2倍に、総合受注を提案する営業部の売上は約3倍、フードプレイスの1カ月のホームページの作成数は30件から700件を超えるようになる等、成果にこだわり取り組んできました。

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新サービス開始時に作成した社内用ポスター。営業目標達成のためにインパクトのある壁掛けポスターを作成したとのこと。営業チームの天井には、このポスターが吊り下げられてます(笑)

飲食店経営の中でなくてはならない存在を目指す

私の志は、ドットコムは「飲食業界の“Amazon”」にすること、フードプレイスは「飲食業界の“Google」にすることです。飲食店オーナー様にとって無くてはならない存在、自然と使ってしまうサービス、そんな飲食店経営に欠かせない企業となり貢献していくことを目指しています。フードプレイスは設立からまだ赤字企業ですが、ここにきて損益を超える見通しがついてきました。ドクターサービスの総獲得数の伸長は251%で推移しています。目標はサービス獲得により、毎月テンポスバスターズの店舗に1千万円の粗利が加算されていくようにすることです。
フードプレイスについては、今はまだどんな会社なのか謎に思う方もいらっしゃるかと思いますが、身内や友人に自慢してもらえるような会社に育てていきます。また、さらに情報サービス・自社サービスの事業を確立し、上場も目指して尽力いたしますので今後ともよろしくお願い致します。

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株式会社テンポスホールディングス 取締役
株式会社テンポスドットコム 株式会社テンポスフードプレイス
取締役社長 品川絵美


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