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吾輩はハルである。②

家には猫がいる。名前はハル。

前回は彼が自宅に来るまでの経緯を書きました。

今回はそんな彼のヘンテコリンな行動を選抜の上4つご紹介します。

さて、そんな彼も早いもので、もう少しで8歳。

スコティッシュフォールドの平均寿命は10歳~13歳らしく、他の品種に比べると骨の関係でわずかですが寿命が短い傾向があるといわれていますが、今のところ大きな病気もせず、毎日元気に過ごしています。このまま過ごしていただければ幸いです

で、猫さんの8歳は人間で言うところのおよそ48歳

あくまで私のイメージとモデルケースではありますが、48歳といえば管理職としてのポジションにて上司や部下との関係性に加え、時代の流れを汲み取りつつ世間とどうコミットしていくか、日々悩み、苦しみ、時に喜び、世代間ギャップをなんとかして埋めたり、それを諦めて傍観してみたり、そんな居心地やり甲斐に向き合いながらも毎日を満員電車の通勤や家族間とのトラブルにも耐え生きている。

とても長くてすいません。

そんな就職氷河期と失われた30年を経験しても立ち向かう世代。

だが彼は人ではないし、猫ということは十分理解している。

ただ、それをふまえてもとてもヘンテコである。
スコティッシュフォールドという猫種による影響なのかどうなのかはこの際わかりません。

①一人でトイレができない。

誰もいなければ「小」はしているが、「大」はしない。
厳密には見られてないと出ない。
基本誰かを泣き喚いて呼びつけて豪華な排便を見せつけてくる。
「もう出ますモード」になればこちらは移動してもいいが、それまでは一緒にトイレの場所までついていかなければならない。
ちなみに「小」はお座りでするが「大」はトイレのヘリに前足をつけて立ってする「立ちんぼスタイル」

なぜこんなトリッキーな変態になってしまったのかわからない。

小さな子供がトイレを一人でできるようになったのとは全く違うベクトルで攻めてくる。

嘔吐と合わせて排便後は「何か問題でも?」とこちらの訝しげな顔をよそに

おすまし顔ですぐ立ち去るのである。

②階段の登り降りに人を呼ぶ

老猫とまではいかないので一人で階段の登り降りはできるのですが「とにかく私に着いてこい」と言わんばかりに呼びつける。
こちらが途中で見切りをつけるズルもゆるさず、兎に角一緒に登り降りきるまで泣き止まず呼びつける。

非常にめんどくさい。

そして一緒に登ったそこに「別世界」や「異世界」があるわけでもない。

あるのは彼の中での達成感だけである。

何度も繰り返される階段を登り降りするというネコゲーム

③ほこりをしがむ

彼は小さい虫が好きだ。特に蚊。
少し大きいサイズになると最初は興味を示しているが、怖くて近づけない。
生まれた時から室内飼いで外に連れて行くのは病院の時ぐらいなので、外界の臭いや物は興味があるらしく、その中でも彼にはちょうど塩梅のいい大きさと非力さで「蚊」はたまらんのである

次点は「風にそよぐ草」

フランス映画か

フィラリアなどの病気は心配ですが、野生本能もあるだろうし、そもそも彼の行動を逐一監視なんてしてられません

そして彼は風で舞う「ほこり」を「くちゃくちゃ」しながらしがむ

とても気持ち悪いし不味そうである。

④見返りという概念を利用する

これに関しては飼い主というポジションもあるが少しできる奴とは思っています

彼も例外なく「ちゅ〜る」が大好きである。
とくに「チャオ ちゅ〜る とりささみ&黒毛和牛」という

ラスト何秒!のパンチ連打ぐらいパンチの効いた

とても味わい深いのんが好き。

猫がご自宅にいる人なら一度は経験する「本当にこれは大丈夫な物なのかな?」と心配になるぐらい好きだし、グフグフ言いながら食う。

そして彼には「我慢した」という概念が芽生え見返りを所望する。特に顕著に現れるのは病院での検査後である。

病院から戻ればはじまる泣き地獄。彼は「ちゅ〜る」の保管場所を把握してるようで、ずっと見ては泣きまくる。食えるまで泣く。着いてくる。そして泣く。あげる。

だからといって何があるわけでもない。

ただ自分の押さえきれない衝動を人にぶつけ解消するのである。

本気であばれるので先生、助手、私の三人がかりで爪を切る様子

なんか他にも細かいことがたくさんあるのですがもうキリがないのでこのへんで。

それでも可愛いし、いなくては困る存在である。

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