見出し画像

初めて在外投票しました。

こんにちは。

シンガポールにて生活を始めて4ヶ月が過ぎました。

タイトルの通り、在外投票(日本国外から、日本の国政選挙に参加出来る)を初めてしましたので、そのレポートです。

在外投票は、日本国外に在留(3ヶ月以上滞在)している日本人が、日本の国政選挙に参加するための制度です。地方選挙には参加することは出来ません。

今回2022年7月11日(日)に投開票が行われる参議院選挙ですが、シンガポールでは、6月23日(木)から7月4日(月)までの12日間、土日関係なく、午前9時半から午後17時まで、在シンガポール日本国大使館にて在外公館投票をすることができます。
https://www.sg.emb-japan.go.jp/files/100361034.pdf

まず、在外投票とは・・・

海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。
(外務省ウェブサイトより)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html

私は2022年2月19日に渡星したため、3か月以上の滞在になる5月19日に選挙人登録申請をしました。
以前は出国後の手続きしかできなかったそうなのですが、今は出国時の転居届を役所に提出する時、同時に選挙人の登録申請もできるそうです。

我が家は出国時にバッタバタでしたので、この申請をする時間がありませんでした。頭からもすっぽり抜けていました・・・。

そして、この申請をしてから投票に必要な選挙認証が手元に届くまで、およそ2~3か月かかるといわれていたため、どんなに早くても7月19日以降にしか選挙人証は届かないだろうと思っていました。

申請書類がシンガポール大使館→直前の日本居住地の役所→本籍地の役所と郵送され、逆ルートで本籍地から選挙認証がまた郵送されてくる、という手順だそうです。時間かかりそうですよね。

なので、
「今回の選挙は投票できないんだろうなあ。致し方ないとはいえ、せっかく今まで皆勤賞だったのに、ちょっと残念だなー。しかも、次の国政選挙は三年後とか。そうなると帰国してる可能性が高いし、あー、手続した意味なかったかも・・・」
なんてことを思っていました。

が、今回の選挙の日程が決まり、大使館から選挙についての連絡メールが届いた丁度そのころ、夫に「選挙人証が届いています。これから住所に郵送すると、選挙に間に合わない可能性もあるため、在外公館投票をされるのであれば、その時にお渡しします。」というメールが届きました!

まさかのひと月もせずに手続き完了とは・・・!!!

大使館さん、日本の市役所さん、とっても素早いお仕事&素晴らしいご対応、本当にありがとう~!!!

というわけで、在外公館投票が始まったすぐの週末に、さっそく投票をしてきました。

ちなみに・・・在外投票は3つの方法があるそうです。

  1. 郵便等投票・・・任期満了60日前から登録されている選挙管理委員会に投票券の請求ができ、届いた投票権を自分で返送する。注意しないと、期日に間に合わない場合がある。

  2. 在外公館投票・・・大使館、領事館等で投票する。投票できる期間はそれぞれで異なるため、必ず自分で各公館のウェブサイトなどをチェックしないといけない。

  3. 日本国内における投票・・・一時帰国中などに、登録されている地区での投票が出来る。手続きをすれば、別地区での不在者投票もできる

今回私が経験したのは、2の在外公館投票です。おそらく、一番経験する方が多い在外投票の方法だと思います。土曜日の午後16時ごろに行きましたが、ぼちぼち人が来ていました。

投票に必要なものは、パスポートと選挙人証です。
(私は今回投票時に選挙人証を受け取りましたが、選挙時以外に普通に選挙人証を受け取る際も、身分証明のためのパスポートが必要です。)

選挙人証、三つ折りカードです。

写真は撮影禁止でしたが、普段使っていない大使館前のスペースにエアコン完備の白い大きなテントが設営され、その中で投票します。
テントの大きさは、小学校の教室2クラス分くらい・・といったところでしょうか。

投票をした率直な感想は・・・記入することが多かった、です。

と言いますのも、日本国内の投票のように、投票券に候補者の名前を書くだけではありません。

投票券が安全に確実に、登録された選挙管理委員会に届くよう、しっかりと確認してもらいながら、投票券が入った封筒や郵送用の封筒に名前や住所など、すべて自分で記入していくのです。

図解をすると・・・以下の通りです。

在外公館投票図解

選挙区用、全国比例用、それぞれ投票券を内封筒に入れ、それを署名等記載する外封筒に入れ、それぞれの外封筒を、郵送用の一番大きな封筒に入れていく入れ子方式です。

選挙管理委員会の住所もすべて自分で記載しますし、日付や記名と署名(名前は何回も書きました)も!間違いがないよう、いろいろと記載することが多いのですが、大使館の方がしっかりチェックされるので安心です。

なので、まったくの初めてでしたが、選挙人証の取得から、投票用紙の記載、封筒の記載も丁寧な説明にしたがい、簡単に完了させることが出来ました。

小3の娘も連れて行きましたが、外のセキュリティのローカルの方々はもちろん、テント内の方もとてもやさしく、丁寧でありがたかったです。

ちなみに、記載台の上には候補者全員の名簿ファイルがありますので、名前忘れた・・・といった時も、すぐに自分の自治体の候補者さんの名前をチェックすることが出来ます。スマホで名前を確認してもいいそうです。※撮影は禁止です。

また、通常の選挙と同じように立会人の方もいました。

ちなみに、選挙に行った証である投票済証はなかったのですが、投票人証に投票済みのチェックがされていますので、それで証明が出来ますよと教えてもらいました。

選挙人証裏。何回投票出来るかな。

これで、シンガポールの一風堂で味玉もらえないかしら・・・。(多分無理)

一生に一度の経験かも?な、在外投票。
貴重な経験が出来ました!

ちなみに・・・私がなぜ投票皆勤賞なのかというと・・・
政治に文句を正々堂々と言うためです。

政治は生活と直結してますし、私は変えたいことがたくさんあります!
もちろん私の1票の力は微々たるものですが、それでもとっても大事な権利だと思っていますので、期待する人や政党に頑張ってもらいたいと思っています。・・・期待しすぎずにね。

ぜひぜひ投票に行きましょう♪

では、今日はこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?