オークス’23 全頭診断

東京芝・2400m/ 5月21日

イングランドアイズ

55 横山和 (1-0-0-2) 抽 B

抽選対象。
阪神2000でハーパーに勝っていることからも能力の高さが伺える。
父のKingmanはシュネルマイスターを排出しており、血統から見ても府中での鋭い末脚は魅力的になるだろう。
前走のフローラSも内前有利の馬場にやられたものだから、差しが効くオークスにおいて権利を取った馬よりも評価したい。
抽選通れば穴で。

ウェイビー

55 (1-1-1-4) 抽 D

抽選対象。
特出して書く点は特になし。
強いて言えば2400mの経験値くらいか。

エミュー

55 M.デムーロ (3-0-0-4) D

桜花賞では前壁の不利があり不完全燃焼に終わった。
フラワーCで使った末脚は魅力的だが、臨戦過程と東京での適正から馬券内に来るのはかなり厳しそう。

キタウイング

55 杉原 (3-0-0-4) C

末脚は魅力的。

前走も上がり2位、ここまで使った6戦で上がり2位以内と末脚顕著。
直線末脚勝負のオークスの傾向ともあっていて、血統面が距離延長上等という感じがしないのが気がかりだが、当日馬場が渋った展開での上がり勝負ならこの馬が末脚勝負で馬券内まで上がってきても。

キミノナハマリナ

55 三浦 (2-1-1-2) D

内前有利の馬場で後方まで落ちてきているのだから、そもそも力が足りないのだろう。
戦ってきたメンバーを考えても評価は出来ない。

クインズカムイ

55 永野 (1-1-0-2) 抽 D

東京で上がりを使って勝ち上がってきた点は評価したいが、そもそも力が足りない。

コナコースト

55 レーン (1-3-0-0) C

チューリップ賞では内前有利の中中団から突っ込んできて2着に。
勢いそのまま桜花賞で化け物に差し切られはしたものの2着に残した。
兄弟馬を見ても適正距離はマイルに寄っているように見える。
全兄コナブラックは2600mで思いっきり凡走していたし、父親がキタサンブラックとは言え、2400mは少し長いのではないか。
また、よーいドンになりやすいオークス戦とはこの馬の傾向が違うように思えるし、新馬戦以降体重が減り続けている。
桜花賞の時の陣営のコメントからギリギリの調整であったと解釈し、お釣りは残っていなそうだ。
馬自体は強いのは確かで評価しているので、夏を超えて馬体を回復させ鮫島克駿騎手に戻った秋華賞が狙い目と考える。
ここでは危険な人気馬。

ゴールデンハインド

55 菅原明 (2-2-0-3) C

フローラSでは見事な逃げ切りV。
残り2Fの走破タイムは立派なものだったが、
そもそも内前が有利すぎる馬場を考えると、差し台頭するオークスで粘れるかと言うと。
ウインマイティーのオークスのような形で粘れて3着か。

シンリョクカ

55 吉田豊 (1-1-0-1) B

阪神JFでは大穴を空けて2着。
桜花賞は賞金ボーダーの関係からギリギリだったが、出走叶うも掲示板は逃してしまった。
それでも上がり3位の末脚を使えた点は評価。
後方勢にとって厳しい競馬を強いられた中で6着まで持ってきたとプラスに捉えたい。
新馬戦でマイル戦ながら上がり33.4秒の脚を使って府中で勝ち切っていることから府中の直線でのよーいドンでも十分に勝負出来そうだし、前走減っていた馬体も回復してきている。
血統から見ても、マイルより中距離の方が勝負出来る血だろう。

ソーダズリング

55 武豊 (1-2-0-0) C

ハーツクライの距離延長、春のG1トレンドとなった「戸崎リターン」ではあるが、
フローラSのタイムは優秀であったとはいえ、勝ち馬に1馬身以上離されてしまったのが...。
穴だったら妙味があるとは思うのだが、武豊が乗る時点で勝ち馬や桜花賞組より過剰に人気してしまいそうな点がこれまた。

ドゥーラ

55 斎藤 (2-0-0-4) C

阪神JFでの上がり最速や、札幌2歳Sでのドゥアイズを置き去りにした差し切りなど2歳の時は強い競馬をしてきたが、鞍上を戸崎に変え挑んだチューリップと桜花賞では競馬にならなかった。
この2走は明らかに力は発揮できていなかったし、もっと力のある馬であることは確か。
しかし、牝馬がこの時期に崩れたのを立て直しが可能かという点で考えると過大に評価は出来ない。

ドゥアイズ

55 吉田隼 (1-3-1-1) A

桜花賞では中団から競馬を進め不完全燃焼。
どこでも堅実に末脚は使えるし、よーいドンの瞬発力勝負での一瞬の切れ味では他の馬に劣るが、府中の長い直線ではそれも問題ないだろう。
よく直線で他馬とやりあってる印象があるので、斜行にだけは気をつけてもらって...。
ルーラーシップ産駒が尽く3歳でハチャメチャなのは気になるが、去年のスターズオンアースよろしく、距離延長は明らかにプラス。
府中2400は待ちに待った舞台だ。

ハーパー

55 ルメール (2-1-0-1) B

ハーツクライの距離延長。
クイーンCで走った時から、桜花賞よりオークス向きと言われてきたし、陣営のコメントからもここが勝負できる舞台だと考えているだろう。
上がり最速の脚が使えるタイプでは無いから、勝ち切るまで行くような馬では無さそうだが、裏を返せばマイルのスピードがある訳では無い中でマイルでも勝負できていたと言うことだろう。
そして、去年のオークスを制し、ダービーも2着のルメール騎乗。
この馬もクイーンCから馬体が減り続けているのは気になるが、逆らう必要はないだろう。

ヒップホップソウル

55 津村 (1-2-0-1) C

新馬戦での勝ちっぷりは未だに印象に新しい。
続く1勝クラスでの勝ち馬は後のNHKマイルの勝ち馬シャンパンカラーだし、フェアリーSでの負けは不利の度外視。
津村×穴馬でカレンブーケドールを思い出される点が人気しそうでそこが気がかり。
クラシックで戦ってきた馬と比較してどうか。

ペリファーニア

55 横山武 (1-0-2-0) C

桜花賞では想像以上に強かった。
チューリップ賞、桜花賞とそれぞれ内前有利の馬場を生かしながらだったが3着に残し力は証明。
喉なりの影響か、この4Fの距離延長はプラスに働くとは思えず、馬体からもベストはマイル戦。
エフフォーリアの妹だし、素質の高さは伺えるが、オークスよりも秋華賞で狙いたい。

ミッキーゴージャス

55 戸崎 (2-0-0-0) C

一瞬のギアは魅力的で、新馬戦と自己条件を上がり最速で勝ち上がってきた。
母のミッキークイーンはオークス馬だしこの舞台も向いているはず。
今まで道悪での競馬がメインだったから、雨が降りそうなのはプラスか。

メランポジューム

55 (1-0-1-2) 抽 D

抽選対象。
上がりの末脚は使える。

ライトクオンタム

55 田辺 (2-0-0-1) C

全員がこぞって危険な人気馬にあげそして飛んだディープのラストクロップ。
やはりシンザン記念のレベルが高くなかったし、小柄な馬体で多頭数で揉まれるとどうしても難しい。
桜花賞よりはオークス向きなので外枠を引ければ巻き返しも。

ラヴェル

55 坂井 (2-0-0-2) C

唯一リバティアイランドに土を付けている馬。
1600mのマイル戦ながら舞台は東京。
上がり最速で仕掛けの遅れたリバティアイランドに勝利。
阪神JF、桜花賞と2戦とも良い所なく負けてはいるが、府中でその末脚は輝くだろう。
巻き返しに期待したいが、姉のナミュールが休み明けに走るタイプだった為に間隔を詰めたここでどうか。

リバティアイランド

55 川田 (3-1-0-0) S

順当に行けば2冠なので特に語ることもない。
前残りの馬場で後方からまとめて交わしさった桜花賞。
本質がマイラーかと囁かれているが、
行きたがらない所があるし、気性も落ち着いているから2400mになっても問題なくクリアだろう。
余程のことが無ければ2冠するだろうし、
単勝が1.5倍つけば美味しいと思えるレベルの馬。

レミージュ

55 荻野極 (2-0-0-3) D

2000m戦で逃げ切り勝ち経験。
前走は良い所なく負けたが、ベストはマイル戦だろう。

総括

まあ普通にリバティアイランド2冠でしょう…。
この馬が普通に負ける姿が思い浮かばないです。
前壁どん詰まりで差し切れず?
でもあんだけ絶望的な位置から桜花賞差しちゃいましたよね…。
言葉通り異次元の末脚を持ってると思います。
桜花賞の調教からしても、オークスに向けて仕上げてたし問題ないですね。
ということで
S評価のリバティアイランドを本命として、1着固定の馬券。
相手候補には
A評価のドゥアイズ。
B評価のハーパー、シンリョクカに加え、抽選通ればイングランドアイズ。
そしてC評価から渋ればキタウイングも一考。
オッズがつくなら、ラヴェルとドゥーラも。
でもリバティが突き抜けるから広げるとダメそうなんですよね。そこだけですね。

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