見出し画像

手のひら先生の高麗手指鍼療法 33 養老孟子名誉教授の「背後霊」から


三日ほど前文化放送ラジオ「くにまるジャパン」を聞いていたら、東京大学名誉教授養老孟子さんが出演しました。

「数年前書かれた「バカの壁」は大ベストセラーになったことは、皆さんご承知でしょう。

何か声に張りがないなと何気なく聞いていましたが、リモート出演だけのせいではなく最近心筋梗塞の手術を受けられたせいだと知りました。

「ええっ?」と驚かされたのは、教授の口から「背後霊を見た」と言葉が出たことでした。

東大の解剖学の権威からこのような言葉を聞くのは驚きでした。

背後霊などオーラもそうですが一般の方にとっては「やや危ない言葉」に聞こえるかもしれません。そこに衝撃があったのでした。

鍼灸治療の本質は気です。

東洋医学の源典「黄帝内経素問霊枢十八巻」は気の治療について書かれたものです。

紀元前256年に書かれたと言われていますが、焼失したため日本と台湾に残っていたものから復元されたものが、現在は原本に近いものとされ流通しています。

気の流れはどのようなものか?季節にはどのような気が関係しているかとか、森羅万象はどのようにして変化しているかなどが説明されています。

鍼治療はこれらをどのように理解していくかを書いているのです。

したがって気を無視した伝統的な鍼治療はあり得ないのですが、過去には不毛な議論があり今もあるようですがなぜでしょうか。

気は見えないので患者さんの中にはオカルトを心配する人もいました。

見えないものに対しては人間は恐れを感じますね。

目には見えない自分には見えないからと言っても、それを全否定する人は鍼灸師にはなれません。

私も最初は「気」という言葉の意味は分かりませんでした。

塩田剛三養神館に通いほんの半年ほど合気道を習ったことがありますが、塩田先生も「修行していけば気については分かるようになる」と仰っただけでした。

鍼灸学校で初めて気で治すことを知り、気とはなにか気をどうすれば学べるのかを考え始めたのです。

この世の中にはすべて説明できるとか、数字で表現できるとか、科学的に説明できないものは受け入れられないと考える人は、鍼灸師にはなれません。

自分は分からない・見たこともない・感じることが出来ないけれど、この世の中にはそのような世界があることを受け入れられる人は、おそらく鍼灸師になる可能性はあるでしょう。

鍼灸師は何か宗教と関係あるのじゃないかと疑る人は、20年前はいまよりは多かったように思います。

治療室には開業当時義理の弟が設置してくれた、地元の大國魂神社の神棚があるのでそんな質問をされる方もいました。

オーラが見えるようになる

前に書きましたが、気の先生は「北斗の拳のケンシローのモデルと言われている、鳥居隆篤さんです」

短期講座の後、毎週1回のお稽古を3か月経過したころにはオーラを見ることが出来ました。先生のお蔭です。

オーラが見えるようになると鍼灸師が手元で何を行っているのかが見えるようになります。

見えるという事は自分でも気を出せていることになるようです。

残念ながら自分のことは案外わからないのですが。

オーラが見えるようになったあとは、この世界が普通の世界のように違和感なく受け入れられるようになります。

そちらの世界とこちらの世界は見えているようで見えない、透明な壁で区切られたものです。

一旦出入りするようになれば違和感がなくなります。そんなものです。

患者さんの中には幽体離脱や背後霊を見る人もいました

呼吸法を毎日行っていたころ来られた患者さんの中に、私はなかなかできなかった幽体離脱を毎日体験されている人がいました。

小学生の時は霊道に当たってひどい目にあったこともあるそうです。

中国地方から突然来られた方は占い師をしていると仰っていて、「先生は守られていますね」と言っていただきました。

「先生の後ろの壁に犬が映っている」と言った中学生もいましたね。

入室した途端「ああっ」と言いながら後ずさりして「先生気のパワーがすごいですね」と言った付き添いの方もいました。海外赴任した時に気の修行をされた方でした。

当院には昔からそのように日常に、気を大変している方たちがいらっしゃいました。

それらをひっくるめて鍼灸師です

養老孟子先生の今までがどうだったのかを知っているわけではないので、うかつなことは言えませんが経歴、東大医学部の解剖学の権威から考えると、背後霊などはそれまで考えたことはなかったのではないでしょうか。

それが健康診断で心筋梗塞が見つかり、手術を受けたことがきっかけで背後霊が見えるようになったことは、私はうれしいと同時に論理を突き詰めて考える権化の東大教授が、気の世界にある背後霊を言葉にされたことはとても喜ばしいことです。

以前東京大学の教授が書かれた本で、「人間は死なない魂は生きているのだ」いう趣旨で書かれたと記憶しています。


主旨は違ってしまうかもしれませんが、鍼灸の世界がどんどん何か面白くなってきたように感じます。

「爪もみ法」で有名になった、故新潟大学安保徹教授が「瀉血は昔から鍼灸師の技である」と言ってくださったお蔭で、以後裁判を起こされることがなくなりました。

養老教授の発言から「気の世界」がオカルトではなく、まっとうな観点から論議されるようになることを願います。


まとめ

1、気の世界を許容できなければ鍼灸師ではない
2、気の修行は誰でも日本で出来る
3、背後霊を見たりする人はあなたのそばにもいる
4、気の世界は論理ではない
5、日本人の風習・習い事・儀式などは気で説明できる

私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」

次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。