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手のひら先生の高麗手指鍼療法 32   捻挫治療


「ギクと足首が曲がったりしたことは、たいていの男の子は一度は経験したことがあるはずです」

捻挫の治療は大人でも子供でも、プロの世界でも同じです。

足を動かないように固定して、シップを貼って終わりというものです。

捻挫の治療は腫らせないことがことが一番

鍼灸学校のマッサージの時間に治療法を習いました。

RICEと表現するもので、

最初のRは Restで安静にすることです。

I はアイシングで冷やすことです。

Cはコンプレッションでテーピングなどで圧迫し腫れを防ぐことです。

Eはエレベーション挙上の意味で患部を高く保つことです。

例えばプロの選手なら歯がゆい治療法で、彼らには役に立たない方法と思ってもそれ以外にはないので仕方はないのでしょう。

捻挫治療は按摩の技術で

鍼灸学校の按摩の先生は若い頃はトレーナーをしていました。読売ジャイアンツ専属で、川上巨人軍の時代だったそうです。

選手がベースを回った時などに足首を捻ったなら、すぐ駆けつけた後ベンチ裏に呼んで、按摩の技術でまず腫れないようにしたそうです。

それを施したら治療のほとんどは終了です。

捻挫治療は腫れさせなければ後は簡単な治療なのです。

私はもちろん出来ます。

あとはテーピングをして過度に動かないようにすれば、10後にはプレー再会できたそうです。

捻挫は治っても脳は記憶している

捻挫は関節が制限を超えて曲がることにより起こります。

関節を固め守っている硬い腱が伸びてしまうので起こりますが、腱は一度伸びてしまうと元には戻りません。

腫れなどが引いた後その周囲を鍛えることで、元に近い運動能力を発揮できるようにリハビリします。

しかし治っているように見えますが、脳はそのことを記憶しています。

深酒などをすると脳は忘れてしまうようで、簡単なことで再発してしまうことを自身の経験からも言えます。


手のひら先生の高麗手指鍼療法は腫れていても治療可能

手のひら先生の高麗手指鍼療法では、発明品ニードルキーパーを使うことで時間が経過したとしても腫れを見る見る中に引かすことが可能です。

勿論捻挫直後の現場にいれば、あんまの技術で腫れを起こさないようにできれば良いのですが、そのような場面に出会うのはまれなことでしょう。

ニードルキーパーを装着し腎臓の経絡を強化すれば、腫れてても治療中に傍目で見ていても腫れが引いていきます。

なぜ腫れるのかというと、それは備わっている防御反応がなせる業であると言えます。

腫れるというのはリンパ液が過剰に細胞の中に入り込み、パンパンになったことで起こる現象です。

これを改善するには浸透圧の働きに頼らなければなりません。

これが時間がかかるので捻挫が完治するまでは時間がかかるのです。

一旦腫れたものを按摩の技術をもってしても、2時間の治療の中で腫れを引かすことは出来ないでしょう。

トレーナーが世界で活躍するには按摩の技術を取り入れれば無双の技術になる

プロ野球のプレーを見ていると、捻挫やデッドボールの場面でもトレーナーが駆けつけると、スプレー缶を取り出しシューッと白い霧状の物を吹きかけています。

コールドスプレーと呼ばれるものですが、患部を冷やして痛みを忘れさせるものです。

トレーナーと言う職業は日本では公認の資格はないと言われています。

そこでスポーツジムで働くトレーナーの皆さんは、アメリカの公認資格を取得すると聞きました。

40年ほど前テニスを習っていたころ、世界1位だったレンドル選手が「早く治りたいので、鍼も受けている」と話していました。

トレーナーの技術は欧米の技術でしょうが、プロアマにかかわらず選手たちは早く治ることを望んでいます。

その時東洋医学である按摩の技術を取り入れることが出来るなら、日本のトレーナー技術は無双になると考えるのですがいかがでしょう。

何しろ捻挫を短時間に治す方法は西洋医学の中にはないからです。

ただ真の按摩の技術を得るには、「気」を学ぶか「あんまの気」を譲ってもらうかが最も重要になります。

それを得ることが最大の問題点かもしれません。

まとめ

1、実は按摩の技術は古いようで新らしい
2、あんまは個人個人の技術
3、あんまは習うことが出来ない
4、気を身に着けることが按摩の早道
5、トレーナーが按摩の技術を身に着ければ鬼に金棒

私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。

他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。