利他的行為が自身の幸福感を高める 寄付の広がりは社会にとってプラス
自分のためにお金を使うよりも、他者のためにお金を使った方が幸福感が高まるという研究結果がある。有名なところでは、Elizabeth Dunnらが2008年に行った実験だ。
実験は簡単だ。まず、被験者全員に5ドル入りの封筒を渡す。そのさい、被験者を2つのグループに分け、それぞれのグループごとに異なる指示を記した紙を入れておく。
●一方のグループ:「今日の午後5時までに、自分への贈り物か、自分のための支出(たとえば、家賃、支払い、または借金の返済など)のどちらかのためにこの5