陸上自衛隊中部方面音楽隊 クリスマススペシャルコンサートin京都

競争率が高すぎて、急遽午前公演が追加されたらしいコンサート、行ってきました。

概要

イベント名:陸上自衛隊中部方面音楽隊 クリスマススペシャルコンサートin京都
日時:令和4年(2022年)12月24日(土) 開場:13時 開演:14時 終了:16時
会場:国立京都国際会館 メインホール
主催:陸上自衛隊中部方面音楽隊後援会
共催:中部方面音楽隊京都演奏会実行委員会(代表:株式会社 日本減災研究所)
後援:京都府 京都市
協力:自衛隊京都地方協力本部
募金協力:同志社香里中学校・高等学校吹奏楽部

開始まで

こちらのイベントは、自衛隊の催しや広報で告知されておりました。
往復ハガキで申し込み。競争率20倍超え(門川市長情報)といういことで、急遽公演が追加。わたくしが参加したのは午後の部になります。

最寄りの駅に到着したのは、開場30分前。会場入り時に、消毒と熱チェック。ちょうど午前の公演の方が会場を出られるタイミングでしたので、結構な人でごたついた状況でした。椅子がある休憩スペースでしばし待機していると、スタッフの方が「入れるぞ」との声を発しながらバタバタされてました。開場時間を前倒しにするようだったので、待機列に戻ります。ちょうど10分前に開場。パンフレットになり、列になってメインホール前へ。ホールは掃除中、というか消毒中で入れないのですが、寒いので、せめて会場内で待機してもらおう、という心遣いでした。雨も降ってましたし。
ちょうど13時にホール開放。列の先頭から自由に席を選ぶシステム。せっかくなので一番前(前二列は、感染予防のため潰すシステム)を選びました。

ステージ開始までは、ずっと自衛隊の広報ビデオが流れていました。それ以外、災害時のアナウンスが特になかったのが逆に印象的でした。そらまあ、そちら方面のプロフェッショナル、自衛官のみなさんががいっぱい会場にいらっしゃいますからね、安心感が半端ない(笑)

開演

会場が暗転。開始のアナウンスがなされ、まず最初に京都市長の門川さんの挨拶がありました。京都で今回のようなコンサートは初とのこと。各所へのお礼やお願いして二部制にしてもらった件などのお話がありました。ちょっと段取りわからなくなったのか、挨拶後に客席でゆっくりされたりしてました(笑)慌ててスタッフの方がマイク回収しにきてたなあ。

祝電などの紹介ののち、陸上自衛隊 中部方面音楽隊のみなさんがステージに登場。自衛隊桂駐屯地のイベントでも司会をされてた東さんが、今回も司会としてステージに登場。東さんはこのステージで司会、チューバ、エレクトリックベースの3つのポジションで活躍されてました。

指揮の伊東さんがステージに登場し、演奏が始まります。

前半、第一部の一曲目は、吹奏楽のための「風之舞」。冒頭の一発としてふさわしい曲で、楽団の熱演もあって、すばらしくテンションが上がります。

二曲目は、行進曲「荒鷲飛行中隊」。このあたりから打楽器部隊のすばらしさに夢中。それぞれがポジションをかわりながら、するどい一撃を叩き込みます。いわゆるオーケストラの打楽器隊と、少し違った、一歩踏み込んだ思いっきりの良さにシビれました。打楽器以外にも、ブラスの豊かな響きも美味しくいただきましたし、客演のウッドベースの低音もいい味がでてました。コンサートホールじゃなくて会議場なので、音に近いところが良いだろう、という判断で席を選びましたが、成功したなあ、とこの時点で確信しましたよ。

三曲目は、火の伝説。打楽器がバシバシきて、分厚いメロディの洪水でテンションが上がる上がる。踊り出したい気分になりましたです。

四曲目は、シャローム。うってかわってのやさしいナンバーに、心おだやか。鍋食ったあとのおじやのような満足感を味わえました。いい響きだった。

五曲目は、くるみ割り人形の抜粋。一時期は、ロシアの作曲家とのことで、チャイコフスキー関連も自粛ムードでしたが、あえて平和のために、ロシアの音楽をやるのも漢だと思います。
おなじみの曲が多いし、なくなった父のイチオシの作曲家だったのもあって、泣きそうになりました。充分満足してたのですが、このナンバーで、めっちゃ満足、に。

ここで20分の休憩。隣の方が、自衛隊の推しの話をされてました。武道館まで行ったり、ここにもその推しを目的で申し込んだが、推しが出てなかったとか、そういう話。遠方から来られてる方でしたが、好きになっちゃったら、もう仕方ないですね。

休憩開けの第二部。クリスマスメドレー。ほぼ全員が(たぶん自費)思い思いの仮装でクリスマスを盛り上げます。有名曲がつらなり、各パートもフューチャーされ、休憩開けからアゲアゲ。

続いての「魔女の宅急便」セレクション、ブラスの響きを堪能。しっとり感も見せながら、熱いパッションも感じられて良かった。

中島 美嘉さんで有名な、雪の華。バスクラリネットがフューチャー。楽団全体も、バスクラリネットの浅野さんも、すごく気持ちが乗ってた感じがしました。そのヴァイブがわたくしらにも伝わって、すげー、すげーって気持ちでいっぱいになりました。

氷川きよしさんの限界突破×サバイバーを、菊川さんが華麗なコスプレで披露。早着替えもあるてんこ盛り。ただわたくしらの場所ではボーカルが、楽団の音に埋もれちゃっててあんまり歌が聴こえなかった。ですが、もう、パフォーマンスと表情だけで、すごく伝わった!
この曲、氷川さんのパフォーマンスでアニサマでも聴いてるんですが、歌ってる人ばっか印象に残って、曲が全然残らないんですよね。スターのための曲なんでしょうね。

本編ラストは、情熱大陸! 打楽器隊がポジションを変えて、大音量で攻めてきます。さらにマリンバの情熱的なソロ。吹奏楽隊のガン攻め。アゲアゲ、アゲアゲ、アゲアゲ! 手首もげる勢いで手拍子してました。

一旦指揮が退出されますが、すぐもどってきてアンコール。あんまりにも気持ちが上がってたため、このあたり記憶が曖昧で(笑)ラッパの方が二人出てこられて、っていう曲と、落ち着いた曲をやられていたと思います。

感想

打楽器隊のすばらしいショットにシビれ、ブラスの豊かな響きに心揺さぶられ、お遊びも交えたパフォーマンスを堪能し、心底来て良かった、というイベントでした。
おとといにオーケストラを味わってるわけで、薄味に思えても仕方ないなあ、と思ってたのですが、まったくもってそんなことなかったぜ! 関係者のみなさん、ありがとうございました。
ライブ後にお見送りをされてたので、ありがとうございますを連呼してきたのですが、伝わってるのかなあ(笑)

陸上自衛隊 中部方面音楽隊のツイッターが本日開設とのことで、この記事を見られたみなさんもフォローをぜひ。熱いパッションのコンサートを味わえますぞ。

ずっと自衛隊の音楽隊のコンサートきけるといいいな。平和じゃないと聴けないものな。

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