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大谷さんは切り札になれるか

ぼくちんブリュワーズファンですが、大谷さん@レイズをシーズン当初からおしてまして。
思ったこといろいろ書いてみます

とりあえず参考として、日刊ゲンダイさんの記事

これまでの流れ

今シーズンでエンジェルスと大谷さんの契約が切れます。シーズンオフ、FAで他球団に移籍してしまうと、残るは保証のドラフト上位指名権のみ。それならトレードに出して有望株選手を獲得、来シーズン以降の助けにするのでは、というのがもっぱらの話ですね。

大谷さんとエンジェルスは、なんやかんやで仲良くやってるあ(ように見える)ので、FAで他球団に移籍する根拠とされるのは、大谷さんの「勝ちたい」という気持ちだけですね。エンジェルスは現状、それに応えられる組織ではないし、すぐにそういう組織にもなれないだろう、というのがメジャーリーグファン、関係者の見方。なので、勝てる球団と話するでしょう、という流れになってるんですね。

有力な移籍先とされる球団

大谷さんをお迎えするには、「勝てる球団組織」「資金力」「大谷さんを運用できるシステム」が必要条件と言われています。年俸=評価、というのは日本人プレイヤーの大谷さんには当てはまらないと思いますが、相場に沿った契約にしないと、他の選手や選手会から怒られちゃいますからね。これらから有力と言われてきたのが下記の球団。

ロサンゼルス・ドジャーズ

エンジェルスと同じロサンゼルスの球団で、コンティショニングの負担が少ない点、巨大な資金力を抱えている点、人を入れ替えつつ勝てている点でずっと有力とされていて、さらに今シーズンに、JD・マルティネスを迎えてDHスポットを「半休」ポジションとして使わない運用としたため、これは大谷さんを迎えるためのシミュレーションだというのが、もっぱらの話。ずっと有力候補で、これからも有力候補です。
トレードについては、別リーグであることがネックとされています。今シーズン、大谷さんが本塁打記録を塗り替えるペースで打ってるのですが、リーグ移動すると記録が別勘定になってしまうので。リーグ移籍で最多本塁打打ったのにタイトル取れなかったマーク・マグワイアが翌シーズンに記録作っちゃったように、大谷さんも来年あっさり75本とか打っちゃうかもですが(笑)
あまり論評されない点ですが、監督が面白系であるデーブ・ロバーツさんなのも相性良いかもですね。ちょっと頼りないくらいが大谷さんが燃えるポイントになっていいかも(笑)

ニューヨーク・メッツ

資金力以外は要件を満たしてないように見えるメッツですが、GMが大谷さんを獲得したエップラーさんである点、オーナーがものすごく本気である点が有力とされる部分ですね。
条件がかなり厳しいので、オーナーの熱意にほだされて、という流れ以外は、契約ということにはならないとは思うのですが、メディアの期待込みで盛り上げられてる印象です。大谷さんはなんせネタになるので。

ニューヨーク・ヤンキース

過去に有力FAを獲得してきた実績があるので、ということでの評価だと思いますが、大谷さん一人でどうなるわけでもないような。先代のスタインブレナーオーナーなら、熱意で移籍決定、とかあるかもですが、今のオーナーシップはドライですし、メディアの期待だけなのかな、と。運用がしんどそう

シアトル・マリナーズ

過去に日本人選手を多く獲得してきた実績、勝てる球団になりつつある現状からの有力候補入り。有力ではあるけど、GMさんが大谷さん獲得に熱心になれるかな、というのがボクの見立て。近年はコスパをすごく大事にしてる球団なのかな、と印象があって、いかにも有力FAみたいな大谷さんを「本気で」取りにいくのかな、と思ってます。

サンフランシスコ・ジャイアンツ

去年カルロス・コレアやアーロン・ジャッジを逃した時点で、大谷さんに全振りしたらいいのに、と言われてましたね。中規模FAを複数獲得したことで、大谷さん諦めたのかな、と思ったら、再度浮上してきました。
勝ち方も知ってるし、気候も現状に近いし、スターを欲してるということで、いっきに有力候補扱いされてますが、ベテランが多いことがどう作用するか。大谷さんをお迎えするには、特別な運用が必要になるので。それに反発するベテランもでてくるのでは?

サンディエゴ・パドレス

さすがにこの球団はないと、もう大物を雇う余裕もないだろう、というのがぼくの見立てですが、ダルビッシュさんがいるし、全ツッパしてる現状なので、名前が上がってますね。どうなんだろ

ぼくがタンパベイ・レイズを推す理由

この記事を書いてる本日、フジこと藤浪晋太郎投手のボルチモア・オリオールズ移籍が決定しました。

長らくアメリカン・リーグ東地区をトップを走ってたレイズが、オリオールズに首位を明け渡すことになってます。そこにこの補強。藤浪さんのかつてのライバルだった大谷さん獲得への道がなんか敷かれてるように感じました。藤浪さんを獲得する球団が出るとは思わなかったので。

大谷さんがレイズにもたらすメリット

打者としても投手としても貢献できるのは、どのチームに行っても同じですね。さすがに筒香さんみたいな運用はしないと思うので、そこは安心。最近は試合終盤、ここぞというところで打つ機会も多く、その点もチームのメリットになりますね。チーム全体が得点機に強い印象のあるチームなので、それがさらに加速して恐ろしいことに
さらにエースのマクラナハンにつぐ投手としても心強いし、若い投手の手本にもなると思うので心強い。

フィールド以外のメリットとして、大谷さんが客を呼べる選手であるということ。タンパベイの観客動員の苦しさは、球場の場所と、魅力の薄いドーム球場が原因といわれてますが、日本からくる観光客にアクセスの悪さはまああんま関係ないし、球場の魅力につられて行くものでもないので関係ない。

観客動員が増えれば、収入が増えて選手の給料も払えるようになる。選手たちもプロであるので、観客が増えればモチベーションも上がる。マスコミもたくさん来ると、「注目されてる」って感じでさらに気合が入るのではないでしょうか。それは球団にとって、とても良いこと。注目されて日本からCMとか来るかもしれないし(笑)

人気球団なら球場が常にいっぱいなので、大谷さん分の客が増えないけど、タンパなら目に見えてわかるし、その増加分を吸収できる空きがある(笑)

大谷さんをお迎えするには専用のシステムが必要になりますが、こういう目に見えるメリットがあれば、選手たちも多少の不便は受け入れてくれそう、というのがぼくの見立てです。

レイズが大谷さんに与えられる価値

アロザレーナという人気者がいるので、大谷さんにスポットライトが集中しないし、わんだー・フランコという若手スターもいる。勝利についてすべてを大谷さんが背負う必要がないのはとても魅力的でしょう。不安はキャッチャー陣かな。普通にはできるだろうけど。
温かいところ、かつドームであるので、大谷さんのコンディション的にも安定して働けそう。

さらにフロント陣。安価に勝てるチームを作ることに長けた「競争力のあるチーム」ですし、様々な新しいことに貪欲。エンジェルスになかったR&D組織とかありそう。
FAになると大型契約になりますが、金銭面以外に、大谷さんが長く二刀流を続けられる専門のチームを作る、とかでメリットを訴えられそう。多分それができる組織。新しいことを恐れずにやってきた組織なので。

妄想すみません

レイズが大谷さんを運用するところを見てみたいんですよね。クラウドファウンディングやって大谷さんを雇え、とかツイッターで言ったりしてましたし。

まあドジャースだろう、というところをかっさらっていくレイズが見てみたいです。

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