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長岡京芸術劇場『OSAKA SHION WIND ORCHESTRA ドラゴンクエストコンサート』

全俺が泣いた! 株式会社村田製作所さん、京都信用金庫さん、香老舗松栄堂さんに感謝

概要

講演名:長岡京芸術劇場『OSAKA SHION WIND ORCHESTRA ドラゴンクエストコンサート』
開催日:2月25日(土)14時15分開場、15時開演
会場:京都府長岡京記念文化会館
指揮:佐々木新平
吹奏楽編曲:真島俊夫
吹奏楽:オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
主催:長岡京芸術劇場実行委員会、公益財団法人京都府長岡京記念文化事業団
共催:長岡京市、長岡京市教育委員会
補助:京都府地域における舞台芸術振興・次世代体験推進事業
後援:京都府吹奏楽連盟、長岡中央商店街振興組合、エフエム京都
協賛:株式会社村田製作所・京都信用金庫・香老舗松栄堂
協力:スギヤマ工房有限会社・株式会社スクウェア・エニックス

開演まで

チケットはソールドアウト。
会場には、開場15分くらい前に到着でしたが、すでにたくさんの人が待機状態でびっくり。クラシックカテゴリですが、普通のコンサートみたい。
入場口は3つ用意。パンフレットはセルフで受け取り。パンフには市長の挨拶と指揮の佐々木新平さん、オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラの解説。そしてプログラム。そしてオオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラの公演情報が掲載されてました。

わたしは二階席だったのですが、ステージにはスライムと祭壇が設置されており、記念撮影できるようになってました。ずっと行列だったので、撮影できず。さらにコスプレしてる観客も。普通のクラシックコンサートでは見られない光景です。

客層もとても広く、就学前の幼児からご年配の方、わたしみたいなおじさん、おばさん、若い人、どこか特定の層に寄るのではなく、まんべんなくいっぱいいるのが、国民的ゲームのイベントですね。

いろんな属性が集うライブって、マナーがアレなことが多いのですが、(わたしのまわりには)演奏中に私語とかする輩もおらず、安心して鑑賞することができました。幸運でした。

開演

楽団の方が登場、コンサートマスターがスライムを引き連れて登場で笑い、指揮の佐々木さんが登場でコンサート開始。ただ音楽だけでなく、佐々木さんのMCを挟んでの進行。これは(すっげえ)昔に行ったドラゴンクエストのコンサートと同じですね。聞きやすいトークに会場は和みます。佐々木さんのMCは、ドラゴンクエストに対する熱い想いが込められていて、共感できる部分が多かったです。ハキハキして聞きやすいMCでした。

ドラゴンクエスト1からの3曲、序曲、ラダトーム城、フィナーレが披露されます。実は前日夜遅くまで作業してあまり寝られなくて、今日も運動したりしてたので、うっかり寝ちゃうんじゃないかな、なんて心配してたのですが、序曲聴いた時点で心にぐっと来て、涙が止まらなくなって、寝てるどころではありませんでした。
ファミコンでの音環境を大切にした編曲、指揮で、音少なめでファミコン音源に近く始まって、一気にぐわって盛り上がるアレンジが多くて、この盛り上がる部分、一斉にオーケストラが参加する部分が、過去の記憶を刺激して気持ちが高まってしまって、もう涙が止まらない。全俺が泣いた!
ラダトーム城は比較的冷静に聴けましたが、序曲、フィナーレはもう泣いてるだけでした。音的もすごく良かったですが、それ以上のもの押し込まれちゃって、結構記憶飛んでますね。佐々木さんの指揮もメリハリがすごく聴いてて、見てて楽しかったです。

続いてドラゴンクエスト2から。遥かなる旅路〜広野を行く〜果てしなき世界のフィールド曲メドレー、恐怖の地下洞〜魔の塔のロンダルキアへの道。聖なるほこら、この道わが旅。
今度こそ泣くものか、と思ったのですが、果てしなき世界あたりでもうダメ。ドラクエ2はほんとプレイしててしんどかった思い出ばかりなので、強烈な音空間で、思い出にアクセスされたらもうダメ、泣いちゃいます。落とし穴落ちまくった記憶とか、ザラキくらいまくった記憶とか、ふっかつのじゅもん間違えまくった記憶とか。聖なるほこらはそういう思い出がないので、じっくり味わえましたが、この道わが旅はもうダメ。佐々木さんはMCで「大いに泣いてください」なんて言われてましたが、だいぶ泣いたので、もう大丈夫だろう、と思ってたのですが、やっぱり泣いちゃう。泣いてばかりですが、サウンドはしっかり体験できて大満足。若干速いかな、とも思ったのですが、ここぞというところのパワー感、圧がぐっと来てくれて、「これだよ、これ」という満足感。管楽器も素晴らしかったですが、打楽器勢のハマり具合、ジャスト感が気持ち良くて、さらにハープの大活躍も印象的。コントラバスもしっかりボトムをささえてくれてました。

15分の休憩。ここでだいぶ落ち着きました。

メンバーと佐々木さんが登場して後半。ドラゴンクエスト3。佐々木さんはここからがドラクエ体験とのことで、客席にアンケートしたり、一番乗ってたパートでした。コンサートマスターさんのレベルアップ(曲を演奏)も良かったなあ。
世界をまわると題されたメドレー、街〜ジパング〜ピラミッド〜村。特にジパングは大好きな曲なんですが、派手にアレンジされてて良かった。このあたりになってくると気持ちも落ち着いて、すぐ泣いちゃう状態からは脱出できまして。冒険の旅、海を超えて、と来たフィールド曲はアレンジの妙、管楽器の豊かな響きを堪能できました。が、おおぞらをとぶ、はまた涙腺がやられちゃって涙。ドラクエ史上初めて空を飛ぶ、特別な曲ですからねー。最高のサウンドでした。
戦闘のテーマ〜アレフガルドにて〜勇者の挑戦のメドレー、いままで披露されてなかった戦闘テーマに気持ちが上がる上がる。勇者の挑戦はドラクエで一番好きな曲なのですが、原曲の魅力を失うことなく、さらにパワー感をアップしてくれたアレンジでもうたまらん、しんでもいいやという気持ちになりました(笑)武者震いが止まらん、涙もとまらん(笑)
ラストは、そして伝説へ。オーケストラのノリと響きがばしばし効いてて、もう涙が止まらんでした。もう言葉も涙も枯れた(笑)
本編終了

万雷の拍手に導かれてアンコール。ドラクエ2のパートで触れてたLOVE SONG探してを披露。結構あっさりめに終了。あれ、これで終わる、と思ったら、二度目のアンコール。佐々木さんがスライムを装備して再登場。序曲のバージョン違いを披露。これにて終了。

感想

いやあもう、この道わが旅で泣くことは想定していたのですが、ほぼ全編泣きっぱなしになっちゃって。サウンドもアレンジも指揮もすばらしくて、行って良かったコンサートでした。クラシック系では最高レベルの満足度かもしれん。新聞で落語があるって見つけて、チケット買いに行ったら、このコンサートのチケットも売ってて、一緒に買ったという経緯なので、ラッキーでした。
テンション高まっちゃって、普段買わないたいやき買ってたら、オーケストラの人たち(らしき人たち)が帰っていくのを見かけて、心の中でありがとう、と伝えてました。
来年もここで天空シリーズのコンサートやるかも! ってことなので、期待して待ってようと思います。オオサカ・シオンさんと佐々木さんのコンビで次回も頼みます。満足・満足・大満足!

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