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新春 桂米朝一門会

新聞で見かけて、といあわせたらチケットあって。家族を連れて行ってきました!

概要

イベント名:新春 桂米朝一門会
日時:令和5年(2023年)1月20日(金) 開場:17時半 開演:18時半 終了:21時
会場:京都府長岡京記念文化会館
主催:(公財)京都府長岡京記念文化事業団
制作協力:米朝事務所
出演:桂 弥壱、桂 吉の丞、桂 米紫、桂 雀三郎、桂 南光、桂 ざこば

開始まで

徒歩で移動中に、雨がチラチラしだして、傘の持ち合わせがなかったので、ひやひやしながらの会場入りでした。公演中に雨が降ったみたいですが、雨にあわなくて良かった。
会場の隣に、公民館があってそこで待機するのですが、そんなにわさわさ待ってる人がいるという感じではなかったです。開場までの間に、いろいろイベント情報を仕入れたりしてました。
17時半の定刻どおりに開場。体温検査+消毒を経て、チケットチェック。係員さんがもいでくれましたが、ライブ系で「自分でもげ」と言われないのは久しぶりな気がします。物販があり、マスクやCDが発売されてました。噺家さんもキャラ立ち強烈なので、もうちょっと商品開発すればいいのに、と思いながら除いてました。そっちに依存しちゃうと、フットワークの軽さが失われるからなのかなあ。
ぼくらが取ったのは安価な席なので、かなり後ろの席。なので、そのあたりは満員でした。全体的には6割くらい入ってる感じでしょうか。平日夕方ですし、オフィス街に近しいわけでもないので、御の字なのかも。ご年配の方が多い感じですね。会場は広すぎず狭すぎず。ですが、ぼくらの席はさすがに表情までは見えない感じですねー。いろいろチェックしてると、開演のアナウンス

開演

幕が上がって、桂弥壱さんが登場。演目は桃太郎。フレッシュさが光るお話でしたが、ぼくらの声が後ろなのもあって、聞き取れない部分が結構あって、残念でした。しかし熱演でした。

続いて、桂吉の丞さん。演目はふぐ鍋。声が大きくてクリアで、会場の空気をがっつり掴んでひっぱりまわして、笑いの空気を運んでくれました。噺以外の空気感も楽しかったなあ。落語聞いてる、って感じでした。

洛西口の英雄、桂米紫さん。演目は兵庫船。声が大きく、身振り手振りもキャッチーで、わかりやすかった。つかみの話が面白すぎて、会場はばんばん温まったです。兵庫船のパフォーマンスも愉快で楽しかったですが、つかみが良すぎて、ちょっと物足りなく感じてしまった(笑)

桂雀三郎さん。演目はかぜうどん。10万枚売ってる歌手なので、そちらのネタでがっつり掴まれました。ネタがくどいといえばくどいのですが、人として面白い感じになってるベテランさんなので、そういう空気すぐつくっちゃって、なにやっても面白い。聞き取りにくいところもあって、理解できない部分も多かったのですが、もうなにやっても笑っちゃう(笑)ベテランの味ですね。表情とかがくっきり見える場所だったら、もっと楽しめたんだろうな、と思いました。

ここで15分の休憩。トイレとか少なかったようで、行列が大変だったようです。満員じゃないとはいえ、結構人いますからねー。

チケットの情報では、桂ざこばさんがトリなはずですが、先にざこばさんが登場。急病(ぜんそく)で先週のイベントを欠席されてるのもあって、短めの出演。演目は鉄砲勇助。親戚のエイプリルフールひっかけから喘息の話、そして本編で、病気あけとのことで本調子じゃないようで、かなり苦しい感じでパフォーマンスされてましたが、そこはツワモノ。それでも会場をわらかしてくれました。さすがの貫禄でした

トリは、桂南光さん。ぼくらの世代にはおなじみの南光さんボイスですが、以前のイメージより若干声が細くなった感じ? スポーツ関連の結構キツめの話されてたのですが、それもすべて演目の佐野山につなげるための前フリ。笑点の○○は○○とか、そんなん話していいんかいな、みたいな話までされてました。聞いてるこっちがビビっちゃう(笑)
佐野山について、人情噺だと思うのですが、あまり間をとらず、言葉の応酬でバトル感マシマシなのがすごかったです。

感想

フレッシュな新人さんから、バリバリの中堅さん、ベテラン、お茶の間におなじみのざこばさん、南光さんのパッケージを2時間半楽しめて、いろんな話の形を楽しめて、行って良かったなあ、と思いました。次回同じ会場であるなら、もちょっと早めに情報を仕入れて、いい席をげっとしたいと思いました。
これぐらいのサイズの会場でも、自分の空気に染め上げちゃうんですね。噺家さんはすごい。

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