2022年12月25日 中山 11R 15時25分 有馬記念(G1)

予想公開している者がこう言うのはおかしいかも知れないが。

「有馬記念は自分の好きな馬を買うべき。」

それが有馬記念だ。

もともと人気投票で選ばれるレース故、投票した馬がいるならそれを買うべきレース。

しかし、私のように特に投票した馬が残念ながら出走叶わなかった者がいるなら。

ここは真剣に考えよう。

ここからは私の予想だ。

今回の有馬記念、堅い予想をしている方も多いだろう。

確かに、能力、指数、状態面を見ても人気決着濃厚だろう。

しかし、ここに芝生管理人の観点からたまには芝生の話をしよう。

競馬場の芝生には野芝と洋芝があるが、

野芝は冬に休眠する為に色が茶色くなる。

そこで、中山競馬場等は冬でも緑の芝を維持するためにオーバーシードを行なう。

オーバーシードと言うのは野芝の上に洋芝の種を撒く事だ。

このオーバーシードによって同じ競馬場、同じ馬場状態でも状況がまったく異なる。

どうして大きく変わるのか？

野芝というのはランナーと呼ばれる匍匐茎がある。

このランナーが横に横に伸び互いに絡み太く育つ夏秋の馬場。

この馬場の5cm以上の深さにこのランナーの層が形成され非常に高速馬場になりやすい。

しかし、洋芝はこのランナがない。

その為、芝生自身の密集率が低く、土壌に含まれる水分量も1.5倍ほど多くなる。

また、葉も野芝に比べ細く長くぺたっとなりやすい。

この違いがどう影響するかを考える。

ここは紐荒れもありそうだ。

決して堅すぎない配当妙味十分なレースだろう。