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質問057:フラットドライブが入らない。どんな感じで打てばいい?
フラット系のフォアなんですが最近入りません。
フラットドライブを打ちたいのですがどんな感じで打てばいいですか?
回答
フラットドライブも、トップスピンも、スライスも、すべて感覚(フィーリング)で球種を打ち分けます。
フラットドライブが高い確率で入るようにするには、フォームや打ち方などの身体動作を意識するのではなく、フラットドライブの弾道イメージを、脳裏に焼き付ける体験学習が有効です。
そのためには、ご自身が打ったフラットドライブのショットを、よく見る。
どのくらいの高さをとおり、どのあたりで落ち始め出して、どこに着地し、着地したらどこまで跳ねるかを、集中して見る体験が大切です。
ここでの注意点は、「見るだけで構わない」ということ。
バリエーションとして、聞いたり、手応えを感じたりするといった練習もしますが、差し当たっては見るだけで結構です。
何かを分析したり、修正したり、浅かったから深く飛ばそうとか、そういう「思考」は一切しないでください(運動は、五感を通じてでしか上達しないご説明は後述)。
「低かったから、高く飛ばそう」
「飛ばしすぎたから、浅く打とう」
そう考えがちかもしれません。
しかしそう考えて「できる」のならば、テニスに「苦労はない」のです。
だってそうでしょう?
ネットミスしないように高くしようと考えて、実際に一切のネットミスをなくせるならば、グランドスラムを獲れます。
だけどノバク・ジョコビッチだって、未だにネットミスします。
考えるとおりにできるならば、テニスほど単純なスポーツはありません。
「ネットミスしないように高く打とう」
「バックアウトしないように浅く打とう」
「そうして相手コートに返し続けよう」と考えて、それができるならば、世界1位です。
打ち方や振り方、そしてコントロールなど、いくら頭で考えたって、できるようにはなりません。
運動は「五感を通じてでしか上達しない」のです。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero